【プリ☆パラ】癒し系美少女はらぁらのライバル？ (ページ21)

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貴方の全て1※シリアス注意ページ21

私はらぁらが生まれた日の二日前に生まれた。
ネコが使命を果たそうとしている時に見つかった、虹色のプリチケから。
A…そう印刷された名前と、私の姿。プリズムドールだという人種だってネコは気づいて、私がどんな姿で出てこようと育てると誓ったみたい。

ネコ「……えーい！一気にスキャンにゃ！」

スキャナーに虹色のプリチケがスキャンされると神秘的な光を放ち、私が赤ん坊用のサイリウムコーデを着て既にせり上がった中盤ステージの上に寝かされていたという。
めが姉ぇさんに手伝ってもらって、一緒にお世話をしているうちに、学校へ投稿する時期になった。
私はその時初めてデビューして、一気にあいされアイドルにランクアップした。
それを気にプリパラ全体から小学校入学祝いグッズを貰い、パプリカ学園に入学。
しかし帰る場所が「プリパラ」だった私は、小学部校長がプリパラを嫌うことを知ったときに、帰れなくなるかと思った。
けれど、なぜか虹色のこのプリチケは、奪われてもすぐに帰ってきていて、それは日常になっていた。
ある日プリパラに帰ってきたとき。

ネコ「いい？信じれる人の前では素の自分でいいのにゃ。でも、決して道を間違えてはいけないのにゃ。ネコの言うことをしーっかり聞いていればいいにゃん。でもネコが間違ってたらAが正すのにゃ」

それが二人の約束だった。生まれた時からアイドルとして完璧だった私は小学3年生の頃、神アイドルに上り詰め、それ以来一番人気を独占し続けた。
らぁらとは既に幼馴染だったから、毎日が楽しくて仕方なかった。
そして、小学四年生の頃、虹色のプリチケがサイリウムコーデ状態になった。
それは、私がもう完璧を超えたことを表していた。
そして今に至るわけ。そしてこの前の最後のパラプラの前の日。
ネコから言われたの。注目されているアイドルのメイキングドラマを限界まで使えって。
間違ってると思った。それは友達を裏切る行為だから。反論だってたくさんしたわ。
でもね、帰ってくる言葉はいつも同じ。

ネコ「アイドルは全てが敵にゃ。アイドルのメイキングドラマはそのアイドルだけのものじゃない。思いを伝えるためのメッセージを勝手に私物にするような下っ端アイドルになったらダメにゃ」

確かに正論だった。メッセージを私物にしていたら届くものも届かないじゃない。
私は言われた通りにした。今の私の思いが全てこもったメイキングドラマだけを使わせてもらったわ。

Aの頬に涙が伝う。