【プリ☆パラ】癒し系美少女はらぁらのライバル？ (ページ17)

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らぁら「……友達、だよね？」※シリアス注意ページ17

A「なに？話って」

一ヶ月間プリパラはサイリウムの季節。
プリパラ内はいつでも夜に包まれ、全てが…星も、噴水も、レインボーに光り輝いている。
もちろん、建物も。衣装もサイリウムチェンジ後のもの。
私はパラダイスサイリウムコーデになっている。らぁらとシオンちゃんたちはチームサイリウムだ。
デビューしていない人々は、プリパラチェンジの衣装が光る。
私の目の前にいるらぁらは凄く光り輝いていて。

私がすごく惨めに見えてきた。私が着ているこのパラダイスサイリウムコーデは、私が歴史を変えてしまったからで。
でも、歴史を変えるのなら変えてもいいんだ。でも、これを着るべきアイドルは――。

らぁら「A？どうしたの？」
A「ううん、何でもない。話聞かせて」
らぁら「…あのね。この前の、パラプラライブのこと、なんだけど！」

すごくどぎまぎしているらぁら。
きっと、らぁらは…怒ってるんだよね？私が、メイキングドラマを…

らぁら「ねえ、どうして、私たちや、他の人のメイキングドラマを使ったの…？」
A「！」

やっぱりらぁらも聞くんだね。
友達、でしょ？どうして察してくれないの？

みれぃ「何してるぷり？」
そふぃ「Aちゃんこんにちは」
らぁら「みれぃ、そふぃ！実は、この前のライブで…」
みれぃ「…私たちも話すぷり！」

怒りをあらわにしているのは明らかで。
後悔をしてもしきれない感情に押しつぶされそうだ。
だったら、嘘でもついてやる。

A「らぁら…」
みれぃ「なんで私たちや他のアイドルのメイキングドラマをパクったぷり！」
らぁら「みれぃ、強く言いすぎだよ」
そふぃ「でも、あれはないと思うよ」
A「――よ？」
らぁら「え？」
A「私が、メイキングドラマを使ったのはっ、勝つため…！らぁら達に…いいえ、ソラミスマイルに。ドレッシングパフェに、ファルルに勝つために…貴方たちのメイキングドラマを使ったわ。その何が悪いの！？所詮は友達でもライバルでしょ！作ったって、その人のライブ次第なのよ…」
みれぃ「…A」
そふぃ「そんな…」
らぁら「…A、そんな…どうして！？」

みれぃがドンッと机を叩く。

らぁら「っ！？」
みれぃ「帰るぷり！」
らぁら「みれぃ！」
A「これでわかったでしょ。さっさと私の目の前から消えて」

そう言うと、増えたファンクラブと親衛隊が持ってきた馬車に乗り込んだ。
去り際、らぁらが問いかけてきた言葉も聞かなかったフリをした。