妹を紹介します#4 (ページ10)

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『はい、Aと言います。いつもギョンスがお世話になってます。』

内心とっても緊張しているし、
わぁーきゃー叫びたい気分だけど、
ギョンちゃんのことを思って何とか抑える。

「わぁー本当に双子なのね！男女の双子とか憧れる！」

『私こそいつもテレビで見てます！わぁーどうしよう…わぁ…好きです！』

「えっ…？ふふふ。ありがとう。」

『あ…すみません…///』

口走ってしまった。
憧れの人が目の前にいて、
パニックになって、
ついつい言ってしまった…

うぅ…
恥ずかしい…

でもさすが女優さん。
肌綺麗だし、スタイル良い。

『あぁ…あの！写真一緒に撮ってもらっても…』

恥ずかしついでに言ってしまえ！
と言うわけで、
お願いしてみました。

女優さんは噂通り、性格も良いのね。

撮影で大変だと言うのに、
嫌な顔一つせず、
むしろ何パターンもポーズを撮ってくれた。

女優さんと入れ替わりでギョンちゃんが戻って来たから、当然自慢する。

『ギョンちゃん！ギョンちゃん！見て！！』

「見てるから。分かったから。落ち着いて。」

『ギョンちゃんのおかげで本当に毎日幸せ！』

ギョンちゃんがこう言うお仕事していなければ、今私の手の中には存在しなかっただろう写真をニヤニヤしながら見る。

そうだ。
スンスオッパにも自慢しよう！

ふふふ。

「何かこうして見ると、僕自身がニヤついてるみたいで嫌なんだけど…」

『よし！じゃあ、帰るね。』

「え？もう帰るの？」

『うん。素敵な写真は手に入れたし、ギョンちゃんの働いているところもばっちり見たもん。』

「ご飯くらい一緒に食べてからにしようよ。」

『ふふふ。ギョンちゃんが珍しく甘えん坊だ。』

「！？違うし！A1人だと適当に食べて終わるだろうから、心配して…」

『分かってるよ。大丈夫。ちゃんと食べます！』

毎年この時期になると、
早々に夏バテ気味になり体調不良が続く。

それを知っているギョンちゃんだから、こうやって心配してくれるんだよね。
でも今日はもう行きたい場所決めているんです、私！

タクシーの中でいろいろネット検索しているうちに、気になるお店がいくつか見つかった。

ギョンちゃんと行けるのが一番嬉しいけど、流石に無理っぽそうなので、今日はこのまま1人で行くの。

帰る直前まで心配そうに、
疑いも混じったような表情で私を送り出してくれたギョンちゃん。
帰りももちろん、
ギョンちゃんのカードを使わせていただきます！