妹を紹介します#4 (ページ38)

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筋肉質になる前の事を思い出しながら、
ギョンちゃんの腕を見る。
ガッチリしたギョンちゃんよりも、
ムチムチしたギョンちゃんの方が、可愛かった。

SE「俺ももう少し太ろうかな…」

「そんな事しても無駄だからやめな。…僕がさせない。」

SE「お義兄さん！」

「黙れ。死にたいのか。」

『ちょっと。頭上で喧嘩するの止めてくれる？』

さっきから訳のわからないことを、
人の頭の上で言い合う2人にそう言うと、私はそこから抜け出して、
ミンソクオッパの隣に移動する。

こう言う時はここが一番安全で安心。

XI「ん？逃げて来たの？笑」

『うん。だってうるさいんだもん。』

XI「あはっ。そっか。まぁ、そうだな。」

SE「！？ヒョン！！それ禁止です！！」

XI「怒られちゃった。笑」

オッパじゃないと思える程の可愛さ！
間近で見るミンソクオッパの笑顔は、
ちょっと神々しい。

「Aの場所はここ。」

ミンソクオッパの隣で、
オッパの雰囲気に癒されてたのに、
後ろに引っ張られ、
あっという間にギョンちゃんの隣に逆戻り。

何だかんだ言って、
私もここが一番落ち着く。

「それもいつか僕じゃなくなるんだと思うと、何か…嫌だ。」

『大丈夫。しばらくその予定はないから。』

「そう…それはそれで複雑。」

何だか難しい顔をしたギョンちゃんだったけど、気にせずにそのまま目的地まで進む。

途中多くの事務所関係者さんとすれ違う。
その都度簡単だけど挨拶をする。

やっぱりどこの世界も、
こういう挨拶って大事なんだな。