妹を紹介します#4 (ページ32)

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あまり乗る気のないギョンちゃんと、
ワクワクしている私。

CY「うーん。さすがにこれは撮影出来ない…」

SE「ヌナは俺の隣ね。」

さっきまで騒いでいた2人。
ギョンちゃんと他愛もない話をしながらここまで歩いている間に、騒ぎながら追い付いてきた2人。

「はぁ…」

って隣で深いため息をついたのが聞こえたけど、あえて触れないでおくね。

最初はギョンちゃんと2人乗りのやつに行くつもりだったけど、セフン達が来たから4人乗りのものに変更。

左右にギョンちゃんとセフン、
正面にチャニョルが来るように、
大きな浮き輪に乗ることになった。

「A、こっち向いて。」

『うん？』

順番待ちの最中、
急にそういうギョンちゃんの方に身体ごと向くと、ジーッと羽織っていたパーカーのファスナーを全部閉めた。

『暑いよ、ギョンちゃん。』

「我慢。」

SE「ヌナが可哀想ですよ、ヒョン。」

CY「そうだよ。ちょっとくらい開けてる方が良いよ。」

「…余計にダメ。」

『…じゃあ、ギョンちゃんも一緒ね。』

そんななんて事のない会話をしていると、周りにいる同じ順番待ちの人たちがザワザワし始めた。

「可愛い！」
「本当に双子なんだ！」

そんなことを言っているようだ。

CY「見て！俺のインスタ、Aちゃん達のおかげで凄いことになってる！」

「あ。お前また勝手に！」

CY「はっ！違うよ！Aちゃんが写ってるの足と手だけだよ！！」

SE「うわぁ。ヒョン…写真の撮り方…」

CY「ちょっ！おい、セフン！変な言い方するなよ。」

『あ、見て見てギョンちゃん。お揃いのブレスレットが写ってるよ。』

「…次、僕たちの番だよ。」

わぁ…
思っていたよりも高低差あるなぁ…
ちょっと怖いかも。

「止めるなら今だよ。」

『ギョンちゃんこそ。』

SE「だから声に出して会話してってば！」

「してるよ、今声出てたでしょ。」

SE「それ以前の会話なかった！」

『速く乗るよ～』

CY「セフン、速くしないとAちゃんの隣に俺座っちゃうけど？」

この2人は、
静かな時っていつなんだろう？
私が見ている限り、
いつでもどこでも元気一杯だけど。

「寝てる時。」

『そうなんだ。』

CY「あ。今のは何となく俺でも分かった！悪口言ったでしょ！」

『言ってないよ。』

スタッフ「では滑りますよ～3、2、1！行ってらっしゃい～」