妹を紹介します#4 (ページ22)

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「はい。そこまで。」

パニック状態だった私の後ろから、
聞きなれた声が聞こえ、
セフンとの間にサッと腕が伸びて来て彼を制止させた。

SE「邪魔しないでください、ミンソギヒョン。」

MS「邪魔なんてしてません。可愛い妹を守りに来ただけです。大丈夫?Aちゃん。」

『は…はい。大丈夫です。』

SE「どうやって入って来たの？鍵かかってるのに。」

MS「残念ながら長兄である俺は、、ここの合鍵を持っています。さぁ、Aちゃん上に帰ろう？ビーグルどもがお腹減ったってうるさいんだ。」

そういえば、
ギョンちゃんが渡してたなスペアキー。
ミンソギヒョンなら安全だって。

暗証番号を知っているメンバーもいるけど、何かあって使えなくなったら困るからって、普通の鍵も一応ある。
私たち兄妹と両親。
それとミンソギオッパが鍵を持ってる。

スンスオッパすら持っていないスペアキーを、ミンソギオッパは持っていると言う何とも不思議な状態。
スンスオッパが知ったら、
発狂しそうな気がしないでもないね。

その後は拗ねてブーブー言っているセフンも連れて、再び宿舎へと戻り、餌待ちのひな鳥の如く騒いでいるビーグルを尻目に晩ご飯の最終支度に取り掛かった。

ギョンちゃんの分もしっかりと別のお皿に分けたし、さぁ、食べましょう。

LY「うーん！やっぱりAちゃんの料理は最高だね！」

BK「まじ美味しい！店出せるんじゃない？」

『そんな大袈裟な。でもありがとうございます。』

JD「このスープ可愛いね。これミニトマト？」

『うん、そう。前にお店で似たようなの食べて、ギョンちゃんと思考錯誤して作ったの。美味しい？』

SH「どれもとっても美味しいよ。本当にありがとう。」

良かった。
みんな美味しく食べてくれて。
やっぱり大勢で食べるご飯は楽しいね。