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セフンにはココア、
自分にはカフェオレを用意してソファーに座る。
『相談って何？』
SE「どうしたら俺のこと見てくれるのかな、と思って。」
『誰が？』
SE「Aヌナが。」
うぅーん。
どう返答すれば良いの？
SE「気長に待とうと思ったけど、今日会社の先輩に会って、そんなうかうかしていたらダメだなって。遠回しでダメなら直球しかないでしょ？」
『いや、それにしたって…』
セフンは体を横に向けて、
私から視線を外さないから、
逆に私は体が硬直して一切動けない。
SE「ヌナ。こっち向いてください。」
『……。』
ギギギって、
壊れかけのおもちゃのような音が鳴りそうなほどにぎこちなく彼の方を向く私。
両手をゴツゴツとした暖かい彼のそれが包み込んだと思えば、またまっすぐに私の目を見た。
SE「俺、本当にヌナの事好きなんです。」
メンバーが揃って口にする、
"赤ちゃん"の可愛いセフンはそこにはいなくて、年相応の、むしろもっと大人っぽい男性がそこにはいた。
SE「困らせたかったわけじゃなかったけど、俺ももうどうすれば良いかわからなくて…最近じゃ、ギョンスヒョンにすら嫉妬して…」
『セフナ…』
SE「……ギュってしても良い？」
瞳をウルウルさせた彼は、
もういつもの可愛いセフナだったけど、
彼が発した言葉に返事をする前に視界に広がる彼の姿。
どうしよう。
ハグくらいなら許すべき？
いやでも、
相手はセフンだし、曲がりなりにも私に好意を抱いているわけであって。
数秒の間に足りない頭を必死にフル回転して考える。
どうしようどうしよう。
わぁー
パニック！！
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作者名：ぽむ | 作成日時：2016年11月13日 13時
