妹を紹介します#4 (ページ2)

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リビングに入ると、
当たり前のように全員揃っていた。

予定ではまだ仕事のはずのメンバーまでいる…

あ。
イーシンオッパ帰って来てたんだ。
中国で映画の撮影があるって言ってたから、会えるのまだ先だと思ってた。

そんな呑気なことを考えている私とは反対に、一歩下がったところに立っている先輩からは緊張のオーラが半端じゃない。

「みんな、こちらがAがいつもお世話になっているジュンソさん。」

私の代わりに紹介をしてくれるギョンちゃん。
それに併せて、
緊張感満載の挨拶をした先輩。

ふと思ったけど、
先輩はいつまでここにいるのだろうか？
晩御飯食べる前？
それとも後？
ギョンちゃんの事だから、
きっと先輩にご飯食べて行けって言うよね。

チャニョルとベクは、
先輩にいろいろ質問したいのか、
さっきからウズウズしているようだ。
変な事言わなければ良いけど…

SH「えっと…僕たちの事はご存知ですか？」

先輩「はい。もちろん！」

XI「じゃあ、自己紹介は省いても大丈夫ですね。」

SE「ジュンソさんはおいくつなんですか？」

セフンのこの一言で、
挨拶の場は一気に質問タイムへと変わった。
当然さっきからウズウズしていたあの二人が、率先して質問責めにしている。

チラチラと私に助けを求めて欲しそうに視線を送ってくるけど、私は久々に会うイーシンオッパとお話がしたいので、先輩頑張って。

LY「彼放っておいて良いの？」

『大丈夫です。緊張しているだけで、本来あの二人とテンションは近いから、きっとすぐ仲良くなりますよ。』

LY「そう？じゃあ、良いか。」

『そんな事より、撮影どうでしたか？』

LY「今回はね…」

海外に行ったことがない私は、
こうやってオッパに話を聞くのが好き。
ギョンちゃんにも、
海外でのお仕事から帰国したらたくさん話を聞いて、擬似海外旅行を楽しむ。

ギョンちゃんとはいつか、
一緒に日本へ行こうねって約束しているけど、なかなか実現できていない…

ギョンちゃんオススメのご飯屋さんへ行くのが今の私の夢かもしれない。