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「も、もしもし！」
「Aくんか！突然すまんのぅ！ちょっと目暮警部と合流してから来てほしいんじゃが…」
申し訳なさそうに話しているが、全然迷惑じゃない。むしろ助けられたかもしれない。
あのまま流されていたら…きっと勢いで
「分かりました！後で向かいますね！」
「おー！頼んだぞ」
そう言うと、電話を切られてしまった。
スマホの画面を見ながら、この気まずい状況をどうするか考える。とてもじゃないけど、今は彼の顔を見ることが出来ない。
だって、さっき私は彼と…
________キスしてしまいそうになったのだから。
「…、A！大丈夫か？どうした？」
「れ、零さん。すみません、ボーッとしちゃってて」
何度も名前を呼ばれて、やっと気が付く。
俯きがちな私の返答に、一つ深い息を吐くと頭をポンポンとされた。
「さっきは、悪かった。…気にしないでくれ」
「…う、はい…」
気にしないなんて正直無理だ。
だけど今後の為にも、その話に乗るしかない。
電気をつけて、腰を下ろしたところで。
再び私の携帯が鳴った。
それは目暮警部で、思ったより早い連絡だった。
「目暮だが、Aくんかね？」
「あ、はい！お疲れ様です目暮警部！」
話を聞けば、どうやら部下達が後処理や報告書を引き受けてくれたようで、もう上がれるそうだ。
とある場所で待ち合わせをして、それから阿笠博士のもとへ行くことにした。もうコナンくんは行っているし、こちらとしても都合がいい。
「それでは、また後ほど！」
電話を切って、零さんに説明をすると再び彼の愛車へと乗り込んだ。
＊
合流した目暮警部と、3人で博士の家へ向かう。
インターホンを鳴らせばバタバタと出てきた。
「博士〜、Aです」
「おぉ！わざわざすまんのう！目暮警部もすみません、どうぞお入りください」
博士に招き入れられて、リビングへと通される。そこにはコナンくんもいて。
「そこに座って？」と言われてソファに腰掛けた。
何かあるのか、と尋ねたら「いいから、いいから」と流されてしまった。
そこへ博士がやってきて、むふんと髭をなぞる。
「お集まり頂きありがとうございます、実は報告したいことがありましてな。ついに……」
＿＿＿向こうへと繋がる電話が完成したんじゃよ。
そう、得意気に言った。
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天桜＊(プロフ) - キリさん» はじめまして！コメントありがとうございます！！そうなんですか！嬉しいです〜！これから続編なのでそちらもよろしくお願いします！ (2019年7月13日 18時) (
レス) id: 4b54fd1f63 (このIDを非表示/違反報告)
キリ(プロフ) - はじめまして！とても面白くて一気に読んでしまいました！これからも応援しています！ (2019年7月13日 17時) (レス) id: c2c9e9fdb1 (このIDを非表示/違反報告)
天桜＊(プロフ) - 結さん» コメントありがとうございます！そういう事です〜！！ (2019年7月8日 20時) (レス) id: 4b54fd1f63 (このIDを非表示/違反報告)
結(プロフ) - 質問なんですけど、これ目暮警部もトリップしてるってことですか？ (2019年7月8日 12時) (レス) id: f755b3d80f (このIDを非表示/違反報告)
天桜＊(プロフ) - ピースサインさん» コメントありがとうございます！私もそれを狙っていたので喜んでいただけて良かったです〜！！頑張ります！！ (2019年6月7日 22時) (レス) id: 4b54fd1f63 (このIDを非表示/違反報告)
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