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「安室さん！！この橋だよ！！」
「本当かい、コナンくん！」
目の前に橋が見えると、コナンくんが反応した。
安室さんは橋の下の脇に車を寄せると、コナンくんと共に飛び出た。
私もそれを追って出るが、速くて追いつけない。息も
「ふ、二人とも速いよ……」
「ごめんね、Aさん。大丈夫？」
大丈夫、と返せば再び話に戻った。
安室さんと何やら考察をしていたようだ。
「何かわかったの？」
「あぁ、うん…まだ確信はしてないけどね」
「でも、まだってことはコナンくんがトリップした場所は、向こうと一致したってことだよね？」
私の言葉に頷く。
やはりそうだったのか。
これで安室さんがトリップしたと思われる場所を発見できれば、疑いは確信に変わる。
川を眺めながら考えていると、安室さんに声をかけられた。
「Aさん、先程の件ですが」
先程の件、と言うのはそれこそ信号の場所だろう。
何か思い出しましたか？と問えば、幾つかの記憶の断片が並べられた。
交差点、コンビニ、ガソリンスタンド、旧式の信号機。
まだ確信するには程遠いが、都内で旧式の信号機が使われている場所は限られているはず。
そして、トリップした後に私の学校付近を通過したのは分かっている。それも声が聞こえるほどの距離。
そうなれば、かなり狭い範囲まで絞り込めるはず。
私はスマホの地図を探りながら、候補地5箇所にピンを挿した。
「安室さん、幾つか候補があります。今から向かいますか？」
「本当ですか！なるべく早い方がいいですね、今すぐに向かいましょう」
彼はものの数分で候補を挙げた私に、目を見開いて
未だ頭を悩ませているコナンくんに声をかけて、車に戻る。
車に乗り込めば、コナンくんが身を乗り出して私に言った。
「Aさん、もう信号の場所分かったの！？」
「ううん、候補を挙げただけだよ」
それも合ってるか分かんないけど、と苦笑を零せば「それでも凄いよ…」と感心してくれた。
そんなに褒められたことではない、私は生まれてからずっとこの地で暮らしているのだ。
幾つかのパーツさえあれば、何となくでも並べることは出来る。
「1箇所目は大して遠くないですね」
「はい、数分で着くかと」
私が指定した場所に、安室さんは車を走らせる。
もう何日も運転し続けて、この土地にも慣れてきたようだった。
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天桜＊(プロフ) - キリさん» はじめまして！コメントありがとうございます！！そうなんですか！嬉しいです〜！これから続編なのでそちらもよろしくお願いします！ (2019年7月13日 18時) (
レス) id: 4b54fd1f63 (このIDを非表示/違反報告)
キリ(プロフ) - はじめまして！とても面白くて一気に読んでしまいました！これからも応援しています！ (2019年7月13日 17時) (レス) id: c2c9e9fdb1 (このIDを非表示/違反報告)
天桜＊(プロフ) - 結さん» コメントありがとうございます！そういう事です〜！！ (2019年7月8日 20時) (レス) id: 4b54fd1f63 (このIDを非表示/違反報告)
結(プロフ) - 質問なんですけど、これ目暮警部もトリップしてるってことですか？ (2019年7月8日 12時) (レス) id: f755b3d80f (このIDを非表示/違反報告)
天桜＊(プロフ) - ピースサインさん» コメントありがとうございます！私もそれを狙っていたので喜んでいただけて良かったです〜！！頑張ります！！ (2019年6月7日 22時) (レス) id: 4b54fd1f63 (このIDを非表示/違反報告)
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