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真っ暗な部屋の電気を付けて、簡単に部屋を片付けると2人を招き入れた。
コナンくんも安室さんも、顔こそ動かしていないが私の部屋が気になって見ているようだ。
無理もないだろう、家族暮らしとは思えない様な部屋なのだから。
「あ……私、一人暮らししてるんです」
両親が海外で仕事していて、と話すと納得したように2、3度頷いた。
机の周りにクッションを置いて座るように促すと「ありがとう！」とコナンくんが笑ってくれた。
安室さんも座ったのを確認すると、飲み物を用意する。安室さんにはアイスコーヒーを、コナンくんにはオレンジジュースでいいだろう。
「すみません、何も無いんですけど」
「いえいえ、お構いなく。僕らも突然お邪魔してしまったので」
首を振る安室さんに同調してコナンくんも大丈夫だよ、と言う。私はそんな2人にありがとうと笑うと、本題を切り出した。
「それで、安室さん。私を連れ出した理由って違いますよね？」
アイスブルーの瞳を真っ直ぐに見つめる。
ほんの一瞬、その瞳が揺れた気がした。
「信じられないと思うんですけど、私の話を聞いていただきたいんです。コナンくんにも」
まさか呼ばれるとは思っていなかったのか、コナンくんの肩が小さく揺れた。
2人は首を傾げながらも目を合わせると、コクリと頷いた。
「簡潔に言うと、お二人は別世界に来てしまっています」
そう言うと、大きく目を見開いて声を上げた。
テーブルを挟んで居るが、前のめりになって私を問いただす。
「どういう事ですか！？ここは、米花町ではないのですか？」
「この世界に米花町は存在しません。信じ難いことだとは思いますが、これを見てください」
スマホに東京都の地図を出した。
安室さんもコナンくんも、画面に食い入るように見る。
米花町の検索をかけても、検索結果は0件。
そんな事実に、2人は驚きを隠せずにいた。
「信じていただけましたか…？私の住むこの世界では、貴方達は作品の中で生きています」
きっとまだ信じるには至っていないだろうが、説明するしかない。
完全に信じていない今、この事を話すのは組織のメンバーと疑われるかもしれないが。
ちゃんと分かってくれると信じているから。
「ですから、私はお二人の正体を知っています」
隠すことなく、伝えようと思う。
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天桜＊(プロフ) - キリさん» はじめまして！コメントありがとうございます！！そうなんですか！嬉しいです〜！これから続編なのでそちらもよろしくお願いします！ (2019年7月13日 18時) (
レス) id: 4b54fd1f63 (このIDを非表示/違反報告)
キリ(プロフ) - はじめまして！とても面白くて一気に読んでしまいました！これからも応援しています！ (2019年7月13日 17時) (レス) id: c2c9e9fdb1 (このIDを非表示/違反報告)
天桜＊(プロフ) - 結さん» コメントありがとうございます！そういう事です〜！！ (2019年7月8日 20時) (レス) id: 4b54fd1f63 (このIDを非表示/違反報告)
結(プロフ) - 質問なんですけど、これ目暮警部もトリップしてるってことですか？ (2019年7月8日 12時) (レス) id: f755b3d80f (このIDを非表示/違反報告)
天桜＊(プロフ) - ピースサインさん» コメントありがとうございます！私もそれを狙っていたので喜んでいただけて良かったです〜！！頑張ります！！ (2019年6月7日 22時) (レス) id: 4b54fd1f63 (このIDを非表示/違反報告)
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