検索窓
今日:5 hit、昨日:26 hit、合計:269,205 hit

ページ40











『ねぇ、心の声を読むのやめてもらっていい?』



少年「あ!ごめん。つい(笑)


で、話し変わるけど、Aはこれからここで暮らしていくんだけど

何か不安なことある?」









彼の言葉に開いた口が塞がらない。








ここで………暮らしていく…?









『な………何言ってるの?

っていうか………あなたはここの神社の神様なんだよね?

皆がいなくなったのって………あなたの仕業?』








神隠し…………

あのお婆ちゃんの言う通りなのだろうか……。









少年「………まぁ…そう思うよね。


合ってる。間違ってるけど、合ってる。



俺が神隠ししたっていうか……そんな感じ。」





『間違ってるけど合ってるって……


はっきり言ってよ!』









少年の揺るがない瞳をギッと睨みつける。









少年「本当に?いいの?」


『いいよ。』



















少年「神隠しに合ってるのは皆じゃなくて…………




Aの方なんだよ。」








『……………はぁ…?』







少年「Aさ、僕にすごく興味を持ってくれたでしょ?


じゃなかったら、あんなに見ないよね。」



『…………見るって……何を?』









少年はニコッと笑って「だから、僕のことだって!」と言ってくる。



少年は………ここの神社の神様…

つまり………



















『…………もしかして…、私が不気味って思いながら神社を見てた時のこと言ってるの……?』




少年「そう!僕、あんなにジッと見られたの初めてだったから

すごいドキドキしちゃって!!




それで、Aを奪いたくなった。

現実の世界から。」









少年はまっすぐな瞳を向けて言ってくる。








『そんなっ………勘違いだよ。


私、本当に不気味だなって思ってただけだし………!!』






少年「でも、もう今更抵抗出来ないよ。

俺は神様、君は普通の人。



力が偉大なのは、僕の方だ。」



















少年は私の頬に手を置き、

優しく唇を重ねてきた。









神隠し→←・



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (313 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
824人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

スマイル(プロフ) - LOVEさん» ありがとうございます!感動してもらえてよかったです! (2021年8月29日 19時) (レス) id: 5c84b49db6 (このIDを非表示/違反報告)
LOVE - 何かホラーなのに感動した! 北斗が……うん、廉くんが切ない…         面白かったです! (2021年1月5日 16時) (レス) id: ebb56eccf7 (このIDを非表示/違反報告)
スマイル(プロフ) - ke_mero16さん» ありがとうございます!!前作も読んでくださってたんですね!?嬉しいです!!最後の廉くんで感動していただけてよかったです。そこが狙いでしたので(笑)次作も出来次第よろしくお願いします! (2020年6月21日 22時) (レス) id: fa4e9d81aa (このIDを非表示/違反報告)
スマイル(プロフ) - さきさん» ありがとうございます!!毎日の楽しみになれていたようで…!嬉しいです♪次作もでき次第読んでくれたら嬉しいです!! (2020年6月21日 22時) (レス) id: fa4e9d81aa (このIDを非表示/違反報告)
スマイル(プロフ) - みあさん» はい!楽しみにしていてください! (2020年6月21日 22時) (レス) id: fa4e9d81aa (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:スマイル | 作成日時:2020年5月27日 18時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。