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海人「…………ふふっ……!!
いいね!その答え!!でもぉ………
超能力者なんか本当にいるのかな?」
『いや………それは………』
海人の言葉に何も言い返せなくなる。
海人「俺が超能力者じゃなかったら
果たして何者なんだ………ってなるよね?
高橋海人でもなかったら、
本当に本当に何者なんだってなるよね?」
高橋海人じゃ…………………
なかったら……………?
『……………海人じゃ……ないの…?
ねぇ!!そうなの……!?』
海人「……………全ての答えを教えてあげるのに相応しい場所に
連れていってあげる。」
頭が混乱状態のまま、
私は目眩を起こした。
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目眩が治まって、辺りを見回すと
宿舎に行くまでの道にあった
不気味な神社の前に来ていた。
『…………いつの間に…!?』
海人「こういうことが出来るのって
もはや、人じゃないよね(笑)」
『…………まさか、自分が神様だって言うわけ……?』
神社の鳥居の下に立つ、海人……?は
ニコッと笑って
海人「そういうことになるね。」
と、言ってから
“ビュー”
強風と共に空へと舞い上がった。
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そのまま、空の上で一回転すると
海人は見たことのない少年となって
私のもとへ降りてきた。
少年は色白で、綺麗な二重の目で、スッと高い鼻、プクッとした唇…………
そして、背が高くて………足が長い……。
モデルみたいじゃん……。
少年「びっくりしたぁ〜?
…………あ、もういっかこの話し方じゃなくて。」
『…………あなた……誰?』
少年「え〜?てっきりAは僕に興味を持ってくれてたのかと思ってたのに………
分からないなんて、残念。」
少年は綺麗な顔を私に近づけてくる。
『…………!?なに!?』
少年「Aもいい奥さんになりそうだね。」
A………も?
“も”って何?
まるで、何人も奥さんがいたみたいな言い方。
少年「そうだよ?何人もの奥さんがいるもん。
まぁ、皆死んじゃったけどね〜」
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スマイル(プロフ) - LOVEさん» ありがとうございます!感動してもらえてよかったです! (2021年8月29日 19時) (レス) id: 5c84b49db6 (このIDを非表示/違反報告)
LOVE - 何かホラーなのに感動した! 北斗が……うん、廉くんが切ない… 面白かったです! (2021年1月5日 16時) (レス) id: ebb56eccf7 (このIDを非表示/違反報告)
スマイル(プロフ) - ke_mero16さん» ありがとうございます!!前作も読んでくださってたんですね!?嬉しいです!!最後の廉くんで感動していただけてよかったです。そこが狙いでしたので(笑)次作も出来次第よろしくお願いします! (2020年6月21日 22時) (レス) id: fa4e9d81aa (このIDを非表示/違反報告)
スマイル(プロフ) - さきさん» ありがとうございます!!毎日の楽しみになれていたようで…!嬉しいです♪次作もでき次第読んでくれたら嬉しいです!! (2020年6月21日 22時) (レス) id: fa4e9d81aa (このIDを非表示/違反報告)
スマイル(プロフ) - みあさん» はい!楽しみにしていてください! (2020年6月21日 22時) (レス) id: fa4e9d81aa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:スマイル | 作成日時:2020年5月27日 18時