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シーンとする部屋に…………
時計の秒針が響き渡る。
『…………ちょっと……やめてよ…。
急に黙るとか………』
廉「…………プッ……
どんだけビビりやねん。
もう、こんなメール気にせんでさっさと寝ろ。」
紫耀「そうだね〜。イタズラメールの相手なんかしてる方が時間の無駄だよ。」
なんか……………適当に上手く言いくるめられて
若干モヤッとするけど……………
『…………じゃあ……気にしないようにする。』
と言って、3人の部屋を出た。
海人「………A!!」
『……………?』
自分の部屋に入ろうとしたところを
海人に呼び止められる。
『どうしたの?』
海人「………いや……その………
一緒に寝よっか?」
海人は少し恥ずかしそうにしながら
そんなことを言ってきた。
恥ずかしいなら、こんなこと言わなければいいのに……
とか思うけど
その不器用な優しさに
私の恐怖心は不思議と溶かされていく。
『…………ふふっ。ありがとう。
でも、そんなお子ちゃまじゃないから!!
……………じゃあ、おやすみ。』
海人「……………うん。
また明日。」
私はほぼ海人と同時に部屋に入った。
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スマホをなるべく遠くに置いて……
布団に潜り込む。
暑いけど…………
この方が安心するし。
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ギュッと目を瞑ってからしばらくして
私は眠りにつくことが出来た。
“また明日”
という海人の言葉を信じて。
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スマイル(プロフ) - LOVEさん» ありがとうございます!感動してもらえてよかったです! (2021年8月29日 19時) (レス) id: 5c84b49db6 (このIDを非表示/違反報告)
LOVE - 何かホラーなのに感動した! 北斗が……うん、廉くんが切ない… 面白かったです! (2021年1月5日 16時) (レス) id: ebb56eccf7 (このIDを非表示/違反報告)
スマイル(プロフ) - ke_mero16さん» ありがとうございます!!前作も読んでくださってたんですね!?嬉しいです!!最後の廉くんで感動していただけてよかったです。そこが狙いでしたので(笑)次作も出来次第よろしくお願いします! (2020年6月21日 22時) (レス) id: fa4e9d81aa (このIDを非表示/違反報告)
スマイル(プロフ) - さきさん» ありがとうございます!!毎日の楽しみになれていたようで…!嬉しいです♪次作もでき次第読んでくれたら嬉しいです!! (2020年6月21日 22時) (レス) id: fa4e9d81aa (このIDを非表示/違反報告)
スマイル(プロフ) - みあさん» はい!楽しみにしていてください! (2020年6月21日 22時) (レス) id: fa4e9d81aa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:スマイル | 作成日時:2020年5月27日 18時