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ページ33











『………ねぇ!!見てよ!!これ…』





3人はじっとメールを読む。




どういう気持ちで読んでいるのか全くわからない。



















廉「………………なんやねん…これ。」



海人「イタズラメール…………?」









紫耀「…………神隠しとか……


絶対ありえないよ。」







『…………でもさ……!!』









私の混乱状態がバカらしいくらい

3人は至って普通で。









廉「………A、信じとるん?」


『…………え?』








廉「神隠しとか………」









廉の少し冷たい視線が余計に

私の心を揺らがせる。









信じてるわけ……………ない。








でも……………こんな森の中に

暗い中、ずっと居たらさ………









思考もおかしくなってくるよね!?









『………ただでさえ、怖がりな私に!


なんでこんなメール送って来るかな……!?』


海人「……………A……?」


紫耀「………メールの送り主に怒ってんの?」



『…………ん……!!そう!!』









私は急に恥ずかしくなって

皆に背中を向ける。









もう……………本当、何言ってるんだろう…。



















海人「………もう寝た方が良くない?


明日、明るくなってから皆を探しに行こうよ。ね?」



廉「せやなぁ〜」







紫耀「部屋、上にもあるんだよね?

一人一部屋かな〜?」









二階へと続く階段を紫耀が先頭になって上っていく。







紫耀に続いて海人。









そして…………廉。









廉「………。」


『……………何?さっさと上りなよ。』









廉は私を見たまま、止まっている。






二人とも階段を上り終えたらしく

階段は………シーンという音が聞こえるほど静か。









『………私、先上るから。』







まだ少し痛む足を引きずりながら

階段に足を掛けた









その時…………。





フワッと体が浮いて……

一瞬、時が止まった。









『…………廉!?』


廉「黙って、ジッとしとけ。」









すぐそばには廉の顔。



私の体を持ち上げる、小麦色の細い腕。









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スマイル(プロフ) - LOVEさん» ありがとうございます!感動してもらえてよかったです! (2021年8月29日 19時) (レス) id: 5c84b49db6 (このIDを非表示/違反報告)
LOVE - 何かホラーなのに感動した! 北斗が……うん、廉くんが切ない…         面白かったです! (2021年1月5日 16時) (レス) id: ebb56eccf7 (このIDを非表示/違反報告)
スマイル(プロフ) - ke_mero16さん» ありがとうございます!!前作も読んでくださってたんですね!?嬉しいです!!最後の廉くんで感動していただけてよかったです。そこが狙いでしたので(笑)次作も出来次第よろしくお願いします! (2020年6月21日 22時) (レス) id: fa4e9d81aa (このIDを非表示/違反報告)
スマイル(プロフ) - さきさん» ありがとうございます!!毎日の楽しみになれていたようで…!嬉しいです♪次作もでき次第読んでくれたら嬉しいです!! (2020年6月21日 22時) (レス) id: fa4e9d81aa (このIDを非表示/違反報告)
スマイル(プロフ) - みあさん» はい!楽しみにしていてください! (2020年6月21日 22時) (レス) id: fa4e9d81aa (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:スマイル | 作成日時:2020年5月27日 18時

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