運命束縛〜逃げられない神隠し〜

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ジェシー「ちょっともっかい探してくるわ！」






美香「頑張れ〜」









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ジェシー先輩はギシギシ軋む床もお構いなしに

ドシドシと勢いよく走って行ってしまった。









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その後、顧問に言われた場所で

飲み物や、タオルの準備を美香先輩としていると…………









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海人「………おっ！A早いね。」


『マネージャーですから！』









一番に集合場所に来た海人が

サラッと褒めてくれながら、








私達が用意してるスポーツドリンクに

手を伸ばす。









美香「海人〜ダメ！！


まだ走ってもないでしょ！」









海人「はぁい。すみませ〜ん」









とぼとぼ歩き始める海人が

ちょっと可愛くて









つい見てしまう。









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紫耀「海人〜！！ボール忘れてんぞぉ！！」



海人「!?うっそぉ………！！」









走って紫耀のもとへ行く海人。









紫耀のもとへ行った……………





うん、行ったはずなのに………。









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美香「海人！！さっき言ったばっかじゃん！！


飲むのは、まだお預け！！」





海人「ふふっ、はぁい！」









思わず目を疑った。









海人はたった今、紫耀がいる宿舎の入り口まで走って行ったよね？









なのに…………









『…………海人？』




海人「ん？」









何で、またここにいるの？









美香「Aちゃん？大丈夫？


なんか、すごい顔してるよ(笑)」




『あ……あはは………』









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海人？は私の方を見てにっこり笑った。





その笑みが

より、私の背筋を凍らせる。









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美香先輩は海人が紫耀に呼ばれたのを

見てなかったし、気づいてなかった


…………はず。









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だから、違和感もなく

海人と普通に話してるの？









それとも……………

私がおかしい？









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