運命束縛〜逃げられない神隠し〜

恐怖の幕開け ページ18

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私達は、とりあえず謎の電話相手に言われた通り

地下室に松村先輩の遺体を置きに行った。









松村先輩……………。








先輩には、悪いですが……………



今、すごく松村先輩のことが嫌です。








先輩は悪くないけど、

やっぱり気味が悪くて…………









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海人「A、大丈夫？」

『あ……………うん』









そういえば、海人を2人見たのは

何だったんだろう………。









幻覚だったのか………

もうあのときから、神様の罰が

始まっていたのか………。









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京本「……………これからどうしよっか………」


ラウール「やっぱり、あの電話相手の言うこと信じちゃダメだと思います。」





京本「…………どういうこと？」





ラウール「ここと外は繋がってないとか…………


そんなこと普通ありえないじゃないですか………！



今日僕達は歩いてここまでたどり着いたんだし…………

出口はあると思います。」









先輩にも動じず、ズバズバ言うラウールくんは

“意思を曲げない”

ということを示すかのように

真っ直ぐブレない瞳を京本先輩に向ける。









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京本「…………ラウールの言う通りだけど……



やっぱりまだ、宿舎で大人しくしてたほうが…………」



ラウール「じゃあ、僕一人で行きます。」



『ちょっとラウールくん、それは…………』









走って出口へ向かうラウールくんを






那須「ラウール！！」

浮所「ちょっと待てって！！」









同学年の2人が追いかけて行った。









一人、残った1年の金指くん。


ボーッと出口の方を見ているだけで

那須くんや浮所くんと一緒に

ラウールくんを追おうともしない。









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やっぱりミステリアスな金指くん。


今、一体彼は何を考えているのだろうか……？









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