～私の知らない過去～【FFI編】第９幕 (ページ43)

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フィディオはガルシルドの手にシュートし、

その瞬間に、私を安全な場所へ移動させてくれた。

ガルシルド「貴様は……イタリアの白い流星…フィディオ・アルデナ…!!
　何故ここに……!!!」

フィディオ「テレビで、コトアールエリアの中継が映ってたんだ。

　そこにイナズマジャパンが居たから来てみたら……」

フィディオはガルシルドを睨みつけた。

フィディオ「ガルシルド・ベイハン!!!

　よくもAに脅しをかけた上に、殺そうとまでしてくれたな……？

　オレはお前を許さない!!!!!」

A「フィディオ…!!!」

ガルシルド「おのれ…………!!!!!」

鬼瓦「ガルシルド。

　お前の屋敷から、この写真を見つけた。」

鬼瓦さんが出したのは、

A「それは……幼い頃の私の写真！」

ガルシルド邸に乗り込んだ時に偶然見つけた、あの写真だった。

鬼瓦「そして、このイナズママークの付いたボール。

　そして………………

　Aへの手紙も見つけた。」

ガルシルド「っ!!!!!」

A「手紙…!!?」

・

鬼瓦「お前は、
　両親を亡くしたAを救うために、９年前日本へ来たんだろ？」

フィディオ「Aを救うため……!!?」

円堂「どういう事なんだ……??」

・

ガルシルド「……私は１４年前に、涼野夫妻を殺すよう影山に命じた。

　予定通り、影山は涼野夫妻を殺した…………だが、

　私は後日、その涼野夫妻に双子の子供が生まれていた事を知った。」

鬼瓦「それが、Aと風介なんだな。」

ガルシルド「風介の方は行方が掴めなかったものの、
　………Aの居場所は分かった。

　だがその５年後に、Aを引き取った南野夫妻が死んだと聞いた。

　影山が個人的な理由で、南野夫妻を飛行機事故に落としたのだ……」

A「……………」

ガルシルド「……私はAに対して、本当に申し訳なく思った……!!!

　だから、何かしてやれる事は無いかと考え……

　日本に来日し、Aにサッカーを教えたのだ……!!!」

A「えっ……!!?」

ガルシルド「Aの笑顔が、私の癒やしとなっていた……。

　しかし、オイルカンパニーが成功し、大金を手にした私は……

　RHプログラムを開発した………」