～私の知らない過去～【FFI編】第９幕 (ページ39)

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A「大丈夫……これくらい……」

立ち上がり、DFに回る。

相手はさっきよりスピードを上げ、ボールを奪えない…！

不動「しまった!!!!」

不動まで抜かれてしまった！

A「やらせない!!!!」

私は再びボールを取りに向かう！

「「ジャッジスルー３!!!!」」

A「っ!!!! うわぁっ!!!!」

必殺技で吹き飛ばされてしまった…！

スコーピオ「はあっ!!!!」

相手はそのままノーマルシュートを打ったが、円堂が止めた！

円堂「A、しっかりしろ！」

A「ごめん………攻められっぱなしで……」

風丸「いいや、お前だけのせいじゃない。」

壁山「オレ達も、もっと守りを固くするっス！」

鬼道「さっきのタックルといい、今の必殺技といい、

　奴らのプレーが変わった……」

不動「あぁ。

　どう考えても、Aに攻撃してるようにしか見えねぇな…」

夏未「Aさん……」

大介「……………」

クロウ「デーモンカット!!!!!!」

A「うわっ!!!!!」

「「ジャッジスルー３!!!!!」」

A「うわぁあ!!!!!」

ボールを持ったり、取りに行くと、執拗に必殺技が発動される。

しかも、前半とは違って威力が上がっている。

バファロ「はぁぁぁあ!!!!!!」

A「うわぁっ!!!!!」

ﾄﾞｻｯ……

強烈なスライディングが足に直撃し、体制が崩れてしまった…!!

円堂「A!!!!!」

鬼道「間違いない…!!!

　アイツら、Aを攻撃している……!!!」

A「はぁ……はぁ……」

さっきから必殺技を受けっぱなしで、体が悲鳴をあげている…。

足もズキズキする……。

夏未「監督！これ以上は、いくらAさんでも限界です!!!

　交代を……!!!」

・

大介「お前は、ずっとAと同じチームだったんだろ？」

夏未「えっ……そうですけど……」

大介「なら、お前にも分かるはずだ。

　夏未。お前は南野Aをどう思ってる？」

夏未「どうって……

　前向きで、優しくて、何事にも真っ直ぐで……

　おバカな所もあるけど………いつも明るくて、信頼されて……」

大介「その通り。
　選手の事を理解するのも、チームオペレーターの役目だ。

　Aを信じるんだ。

　涼野の血をナメちゃいかんぞ？」