～私の知らない過去～【FFI編】第９幕 (ページ33)

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ヘンク「ザ・キングジムのロニージョ。
　そして、チームＫのデモーニオ。

　彼らは単なる実験台でしかなかったのです。」

円堂「実験台!!?」

ヘンク「強化人間プログラムを完成させるために
　必要なデータを取るためのね…」

全員「っ!!!!!」

ヘンク「彼らは実に役に立ってくれましたよ。

　南野Aのように……」

A「っ…!!!」

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デモーニオ『拒絶…反応……』

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ロニージョ『仕方なかったんだ!!!!!』

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ガルシルド『お前は副作用で記憶障害を煩った…』

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ヘンク「そして、完成されたのが私達……

　究極の強化人間プレイヤーなのです!!!!!」

円堂「……許せない……!!!!

　サッカーをそんな事に……!!!!」

ロニージョやデモーニオまで……

実験台として…………

ヘンク「全てはガルシルド様の理想の世界にするために…」

ヘンクがパチンと指を鳴らすと、相手が一気に攻めてきた！

綱海「行かせるか!!!!

　強さは、自分の手で掴むもんなんだよ!!!!!」

「「ジャッジスルー３!!!!!!」」

綱海「っ!!!!! うわぁあ!!!!!」

A「綱海!!!!」

相手のFWにボールが渡った！

コヨーテ「これが強化人間プレイヤーの必殺技……

　ガンショット!!!!!」

円堂「真イジゲン・ザ・ハンド!!!!!!」

バシュッ！

円堂「っ!!!!」

全員「っ!!!!!!」

シュートが決まってしまった………。

立向居「円堂さんのイジゲン・ザ・ハンドが………」

A「あんな簡単に……破られるなんて……」

円堂「止められなかった……!!!」

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大介「勝負は後半からだ…。
　しっかり選手の動きを見るんだぞ。」

夏未(っ！監督は試そうとしている……。
　私が監督のもとで、どれだけチームオペレーターとして成長したか…)

A「円堂!!! 大丈夫か!!!!?」

円堂「あぁ……!! すまない…!!」

豪炎寺「まだ一点だ!!! 逆転するぞ!!!!」

全員「おぉっ!!!!!!」

A「………」

私はガルシルドの方を見た。

ガルシルド「ククク………

　南野Aよ…………

　己が完成に加わったプログラムで、絶望を見るがいい……」

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