風介side お人好し… ページ29
―風介side―
何で私は、晴矢なんかに助言したのだろう。
私も、Aさんの事が好きなのに……
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
A『涼野くん、１人じゃ大変ですよね？
掃除、手伝いますよ。』
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
眩しいくらいに輝く笑顔。
そして、無表情で親しい奴しか話しかけてこないこの私に、
怖がる事なく、優しく接してくれた。
キミの優しさに、私は惹かれたんだ。
しかし、私はずっと見ていた。
晴矢に負けるかもしれないと、薄々感じていた。
晴矢と話しているときのAさんは、すごく笑顔だったから……。
だからこそ、晴矢に助言してしまったのかもしれない。
なんて、
風介「今さら後悔しても、遅すぎるか……」
ｶﾞﾗｯ!
その時、教室の扉が開いた。
吹雪「あれ？ 涼野くん。」
風介「…珍しいな。お前がこんな時間まで残ってるなんて。」
吹雪「さっき告られちゃって。」
さっき転んじゃって、みたいな口調で話す吹雪。
風介「………で、どうしたんだ？」
吹雪「振ったよ？」
吹雪は依然、笑顔だ。
吹雪「話し変わるけどさ、
Aちゃんって、晴矢くんの事好きだよね？」
風介「唐突だな………」
吹雪「涼野くんは、自分の好きな人の幸せを祈るタイプ？
それとも、自分の好きな人に好きな人が居ても、奪いにいく？」
風介「奪いたいが、そんな勇気は無い……と言えばいいか？」
今の私の心境だ。
Aさんに対する想いは、もう届かない。
吹雪「僕と一緒だね^ ^」
風介「え？」
吹雪「僕にもそんな勇気無いよ。
でも、自分の好きな人が幸せになってくれるなら……って考えない？」
風介「あぁ、考えてしまうな。」
だから私は、晴矢に助言してしまったんだ。
吹雪「みんな矛盾してるって言うけど、
もう一つ別の言い方があるんだよ。」
風介「別の……？」
吹雪「お人好し。」
吹雪のその一言で、全て理解した。
私はお人好しなのだな……と。
だが、本当にAさんに幸せになってほしいから………
今回ばかりは、晴矢に完敗だ……。
こうして、私の初恋は
失恋に終わった……。
・
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーHoney Works曲
病名恋ワズライ
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カノン(プロフ) - 媛乃ミカさん» ありがとう！やってみるね！ (2015年12月6日 17時) (
レス) id: 4b5a5919b8 (このIDを非表示/違反報告)
媛乃ミカ(プロフ) - カノンさん» URLの事かな？それなら、画面の一番上に『http://〜〜』ていうのがあるから、それを書き写すといいよ。分からなかったらまた連絡してね^ ^ (2015年12月6日 17時) (レス) id: a7fa7f3826 (このIDを非表示/違反報告)
カノン(プロフ) - 媛乃ミカさん» ミカー!!!!あのね小説の説明のところに青い字で他の作品のせれるでしょ？ そのやり方わかる？わかるなら教えてほしいー!!((>~<))ホントにごめんね! (2015年12月6日 14時) (レス) id: 4b5a5919b8 (このIDを非表示/違反報告)
媛乃ミカ(プロフ) - カノンさん» うん！よろしくね！(*^▽^*) (2015年12月5日 18時) (レス) id: a7fa7f3826 (このIDを非表示/違反報告)
カノン(プロフ) - 媛乃ミカさん» 本当ですか!？とっても嬉しいです！こっちもタメ口&呼び捨てOKです！これからよろしく！！！ミカ!!! (2015年12月4日 16時) (レス) id: 4b5a5919b8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：媛乃ミカ x他1人 | 作成日時：2015年11月6日 3時
