～私の知らない過去～【FFI編】第６幕 (ページ9)

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ヒロトがドリブルで攻める！

ヒロト(もっと体をひねるんだ……!!!)

河童「フェイク……!!!」

ヒロト「ここだ!!!!」

ヒロトはドリブルのスピードを緩めず、河童に突っ込んでいく!!

そして、体を上手くひねって必殺技を交わした!!!

木暮・A「やった!!!!」

ヒロト「流星ブレードＶ２!!!!!」

バシュッ！

最後は流星ブレードで、ついに１点を返した!!!!

ヒロト「よしっ!!!!」

木暮「やったねヒロトさん!!!!」

河童「流星ブレード……!!」

A「やったやった!!! まずは１点だ!!!!」

ﾋﾟｨｨー!!!

その瞬間、河童が口笛を吹いた。

A「え？お、終わり…!?」

木暮「何でいきなり終わりなんだよ～??」

ヒロト「ありがとう！楽しかったよ！」

木暮「あーあ……せっかく今からってところだったのに……」

A「それにしても、お前らメチャクチャ強いな!!!」

河童「////」

褒めただけで、河童は顔を赤くした。

河童「ん」

河童はある方向を指差した。

そこには、キュウリが沢山できている道があった。

ヒロト「そうか！
　あの道を辿っていけば、森から出られるんだね！」

ヒロトが弁解すると、河童達は頷いた。

木暮「やった！帰れるんだ!!」

私とヒロトもキュウリの道に入った。

数分後、ヒロト達と共に森を抜けた。

・

木暮・A「ごめんなさい!!!!」

私達は宿舎に着き、まずみんなに謝った。

なんせ、無断外泊だし……。

全員「？」

でも、みんなはキョトンとしてる。

春奈「ほらほら、A先輩達も早くお昼食べてくださいよ！」

木暮「あれ？怒ってないの…？」

春奈「怒るって何を？」

A「だって私達、１日無断外泊したし…。
　森の中でサッカーしてたら、こんな時間になっちゃって……」

春奈「何言ってるんですか？
　さっきまでずっと、ここで練習してたじゃないですか？」

木暮・A「……え？」

壁山「美味しいっスよ、このおかかおにぎり！」

ヒロト「おかかおにぎり…？
　っ……まさか……」

染岡「木暮ぇぇ!!!!」

木暮「うえ!!! まだ怒ってた!!!!」

A「そうだ!! 木暮！
　お前私のバックにカエル入れただろ!!!」

木暮「ひぇぇ!!!!」

ヒロト「円堂君、やっぱり河童は居たんだよ！」

円堂「？」

世にも奇妙な物語……。

貴方は信じますか……？