～私の知らない過去～【FFI編】第６幕 (ページ21)

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今日はいよいよオルフェウス戦！

この試合で、私達の決勝トーナメント進出が決まるといってもいい。

いつものように私達は控え室で試合の準備をする。

A「あ、秋ちゃん……トイレどこ？」

秋「控え室を出て右にずーっと行った所。早く戻ってきてね？」

A「イエッサー!!」←

風丸「アハハ……緊張感ないなー、Aは」

円堂「Aだってきっと、フィディオと戦えるからワクワクしてるんだ!!」

・

A「トイレみっけー!!!」←

私は用を済ませ、急いで控え室に戻ろうとしたが……

？「あの、すみません」

A「んん？私？」

？「はい。僕、売店を捜してるんですけど……」

A「あぁ！売店なら、グラウンドの入り口の扉付近にあるぜ？」

？「ありがとう！」

知らない男の子は行ってしまった。

A「アイツ…………どこかで見たことあるような……」

・

・

久遠「スターティングメンバーを発表する。

　ＦＷ、豪炎寺・南野・基山。
　ＭＦ、風丸・鬼道・佐久間。
　ＤＦ、壁山・綱海・吹雪・飛鷹。
　ＧＫ、円堂。

　以上だ」

A「よっしゃ！スタメンだぜ！」

風丸「一之瀬の時は、怪我で途中交代だったもんな。
　今度は気をつけろよ？」

A「大丈夫だって！ほらほら、オニギリ100個食べれるぜ!!?」←

風丸「試合前にそんなに食ったら、腹壊すだろ？」

A「そんな真面目にツッコまなくても……」←

風丸とそんな話しをしながら、チラッとイタリアのベンチを見てみる。

すると、オルフェウスのメンバーは、何故か浮かない顔をしている…。

不安でいっぱい……そんな感じの暗い顔だ……。

A「何かあったのか……？」

風丸「A？」

A「あ、ううん！何でもない!!!
　さあ、最後のストレッチだ!!!」

風丸「A、いい加減オニギリ離せよ」←

少しは緊張が和らいだものの、オルフェウスの表情の意味ばかりが気になる。

A(でも、敵同士なんだ……!!! 今は試合に集中だ…!!!)

あっ。ちなみにオニギリの中身はツナマヨだったよ(=^ ^=)←