～私の知らない過去～【FFI編】第６幕 (ページ16)

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A「大介さんを救ったのは……冬花ちゃんの父ちゃん…!!?」

夏未「冬花さんのお父様は、影山に仕われていたの。
　裏の顔を知らずに……。

　だけど影山の悪事の数々を知り、許せなくなった」

鬼瓦「だが当時、影山に反抗することが出来なかった。
　そんな状況で優いつ出来たのが……」

円堂「じいちゃんを逃がす事………」

A「それで他の仲間と手を組んで、大介さんを逃亡させたんだ……」

久遠「まさか、冬花の両親は……影山の手で…」

鬼瓦「いや。奴は手を下してはいない。

　だが………」

A「だが？」

鬼瓦「調べていくうちに、オレ達はとんでもない事実にぶち当たった。

　影山は操られていた可能性がある。

　もっと大きな存在に………」

A「えっ……!!!?」

一同驚きを隠せなかった…。

影山の上には、更に大きな闇があるっていうのか……!!?

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円堂「ありがとな、夏未。色々調べてくれて」

夏未「えぇ…」

A「鬼瓦さんもお疲れ様です！
　はい、プレゼント!!!」

鬼瓦「あんパンと牛乳……？←
　張り込みするんじゃねえから、もっと豪華な物くれよ…」

A「私のお小遣いじゃ、それが精一杯でした～」←

☆The・貧乏☆←

夏未「これが終わったら、必ず帰るわ。

　円堂君達、みんなのところへ……!!」

円堂「あぁ!!!」

夏未ちゃんと鬼瓦さんは、車に乗って行ってしまった。

・

円堂「冬っぺのお父さんが、じいちゃんを助けてくれたんだ…。
　天国に居る冬っぺの父さんに、お礼を言わないとな……。

　大丈夫か？冬っぺ」

冬花「うん、大丈夫！

　きっと、パパもママも空の上から見守っててくれると思うから…。

　それに……」

冬花ちゃんは久遠監督の方を見た。

冬花「こんなにも優しくて、頼もしいお父さんが居るから…」

久遠「冬花……」

監督は優しく微笑んだ。

A(監督の笑った顔……初めて見たかも……)

私は何気にそう思っていた。

窓からカーテン越しに、暖かな風が吹き込んだ。