～私の知らない過去～【FFI編】第６幕 (ページ1)

今日:2 hit、昨日:13 hit、合計:130,622 hit

～２２９～ページ1

これは、世にも奇妙な物語り……。

・

全員「えぇぇぇ!!!?」

A「カ、カッパ!!!?」

円堂「あぁ！
　昨日の夜、オレがトイレに行く途中に音が聞こえたから、
　そっちを見たらジーッとこっち見てるカッパが…!!

　もうビックリしたのなんのって!!!」

壁山「キャプテン、それ本当にカッパだったんスか？」

円堂「本当だよ！本当に居たんだよカッパが!!!」

全員「……………」

円堂「風丸、お前は信じてくれるよね？」

風丸「うっ……うん……」

円堂「鬼道！豪炎寺！立向居！A！」

豪・鬼「………ﾊｱ」

立・A「ﾊﾊﾊ……」

豪炎寺と鬼道は溜め息をつき、私と立向居は苦笑いした。

円堂「ウソじゃない！信じてくれよ!!!」

ヒロト「円堂君、カッパなんて居るはずないだろ？
　カッパっていうのは想像上の動物で、実際には居ないんだよ。

　きっと、何かと見間違えたんだよ」

円堂を諭すように喋るヒロト。

こうなってくると、円堂がとても可哀想になってくる。←

秋「みんな、そんな事より練習よ！」

そんな事で片付けたよ……秋ちゃん……。

円堂「あれはカッパじゃなかったのか……」

・

私達はグラウンドに出て、練習を始める。

染岡「お前なんかに取られるかよ！」

染岡がドリブルで木暮を交わした。

木暮「くそっ!!! 何で取れないんだよ！」

ヒロト「流星ブレードＶ２!!!!!」

円堂「怒りの鉄槌!!!!!」

ヒロトのシュートは、円堂の必殺技を破って決まった。

鬼道「ナイスシュートだヒロト！」

円堂「やっぱりスゴいなぁ、ヒロトは！」

ヒロト(確かにシュートは決まった……。
　でも、次の相手のオルフェウス……今みたいなドリブルじゃ……)

？「流星ブレード………」

A「ん？」

私は後ろのフェンスの向こうに何かの気配を感じて振り返った。

でも、そこには誰も居ない……。

A「……気のせいか……」

？「……………」