～私の知らない過去～【ＦＦ編】第４幕 (ページ7)

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奪われたボールは、霧隠に渡ってしまった！

霧隠「伊賀島流忍法“つちだるま”!!!!!!」

霧隠がシュートを打つと、シュートは土をまとってどんどん大きくなる！

円堂「なっ!!?」

A「なんだあのシュート!!!」

そして霧隠が腕を横へ払うと、土が砕け散り、強力なシュート化した！

円堂「熱血パンチ!!!!!!」

円堂もすかさず必殺技で対抗する！

円堂「うわっ!!!!!」

バシュッ！

だが、いとも簡単に必殺技は破られ、シュートはゴールへ突き刺さった…！

角馬『ゴォォォォォル!!!!!
　先取点は戦国伊賀だーー!!!!!』

円堂はその威力に耐えられず、倒れ込んでしまった。

鬼道「っ………嫌な倒れ方をしたな………」

A「円堂！大丈夫か!!?」

私は円堂の手を掴んで起きあがらせようとした。

円堂「いっ………!!!」

しかし、手を掴んだ瞬間、円堂は顔を歪めた。

A「ん？どこか痛むのか？」

円堂「い、いや！何でもない！」

先取点で勢いづいたか、戦国伊賀島が畳みかけるように攻撃をしてくる。

私達は忍者サッカーに翻弄され、手も足も出せずにいた。

柳生「分身シュート!!!!!」

円堂「ぐっ……!!!!!」

円堂は相手の必殺シュートを両手で止めた！

その時も、円堂は苦痛な表情を浮かべていた。

ﾋﾟｯﾋﾟｨｰ!!

ここで前半が終了した。

ベンチに戻り、ミーティングをする。

風丸「思った以上に厄介な相手だ……」

A「ごめんな……
　せっかく炎の風見鶏を打てるチャンスがあったのに、深追いしすぎた……」

風丸「いや、そんなことないさ。」

宍戸「そうですよ！それにAさんのキープ力、すごかったです！」

マックス「流石に、全国大会まで来たチームだ。
　一筋縄じゃいけないよ。」

円堂「いいや！絶対に突発口はあるさ！

　一筋縄で駄目なら二筋縄！
　それでも駄目なら、三筋縄だ!!!」

円堂の言葉に、全員が笑顔で頷いた。

秋「はい、円堂君。ドリンクよ。」

円堂「ありがとう木野！」

円堂が秋ちゃんからドリンクを受け取ると、

円堂「いっ………!!」

円堂はまた、苦痛な表情を見せた。

秋「どうしたの？」

円堂「いや…何でも……」

A「円堂、見せてみろ。」