～私の知らない過去～【ＦＦ編】第４幕 (ページ29)

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ﾋﾟｨｰｰ!!

雷門ボールで試合開始。

半田がドリブルで上がっていく！

半田「染岡！」

前に走り込んでいる染岡にパスを出すが、

染岡(短い……!!)

ボールが染岡の後ろを行き、そのまま相手に取られてしまった。

染岡「弱いぞ半田！もっと強くだ！」

A「ドンマイ、ドンマイ！」

目金「やはりタイミングが合っていません。
　昨日の練習をまだ引きずってるみたいですね。」

鬼道「…………」

風丸がボールを奪い、

風丸「栗松！」

サイドに居た栗松にパスを出した！

栗松「大きすぎるでヤンス！」

しかし、今度は強すぎてボールをトラップできなかった。

その後も雷門にチャンスは回ってくるものの……

マックス「強すぎるぞ土門！」

豪炎寺「少林寺、もっと前に出せ！」

次々とパスミスを犯し、未だに得点まで繋げない……。

A(今まで、こんなに息が合わない事なんて無かったのに……)

その隙をついて、千羽山がカウンターを仕掛けてきた！

育井「モグラフェイント！」

A「しまった……!!」

必殺技で抜かれてしまい、そのままシュートも打たれた……！

円堂「くっ!!!!」

だが、円堂がしっかり止めた！

鬼道「…………」

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―雷雷件―

響木『勝負は後半。
　前半はしっかり、円堂達の力を見極めてくれ。』

鬼道『前半……？

　１０分で充分だ。』

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円堂がシュートを止めた後も、雷門はパスミスを連発。

とれない、繋がらないの連続。

A「染岡！」

唯一、私のパスだけが何とか通るが……

染岡(っ……!!
　また弱いパスだと思って、後ろに下がり過ぎた……!!)

味方のパスに翻弄され、完全にチグハグ状態。

原野「ラン・ボール・ラン!!!!」

そんな中、千羽山のキャプテンがドリブルの必殺技を出した！

土門も栗松も止められず、陣地への侵入を許す。

壁山「ザ・ウォール!!!!」

何とか壁山の必殺技で止めたが、ルーズボールに……

栗松「高すぎるでヤンス！」

しかし、これもとれない。

田主丸「シャインドライブ!!!!!!」

走り込んでいた相手が、必殺シュートを打ち込んだ！

眩しく光るシュートが、円堂の目をくらませ……

気付くと、ボールはゴールに入っていた……!!