〜私の知らない過去〜【FFI編】第２幕

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練習が終わり、私は自室に戻ろうとした。



A「…豪炎寺…？」

正門から出て行く豪炎寺の姿が視界に入った。



風丸「A？ 部屋に戻らないのか？」

A「あ〜……ちょっと用事思い出したから、先に戻ってて！」

風丸「分かった。気をつけて行けよ。」



私は正門を出て、豪炎寺の後を付けた。





A(豪炎寺、どこに行くんだろう……)


電柱に隠れながら、見つからないように追いかけるが…、








豪炎寺「A、オレに何か用か？」



A「………なっ!?」



豪炎寺「ずっとオレの後付けてきてただろ？」


A「バ、バレてた…………。
　私、まだまだ本物の刑事には程遠いな…………」



豪炎寺「…………付いて来い。」



A「えっ……？」



豪炎寺は私の方を見ながら………悲しげな表情でそう言った。



A「……うん」








・







A「ここは……？」


豪炎寺「オレの家だ。上がってくれ。」


豪炎寺に言われるがままに、家に上がり込んだ。






夕香「お兄ちゃーん！」


豪炎寺「夕香、ただいま。」



ドアを開けた瞬間、夕香ちゃんが豪炎寺に飛び込んできた。



夕香「Aお姉ちゃん！お久しぶり！」


私の存在に気づいた夕香ちゃんは、私にも飛びついてきた。



A「夕香ちゃん久しぶり！すっかり元気になったね！」

夕香「うん！見てみて、夕香テストで100点取ったの！」


A「おぉ！すごいすごい!! 頑張ったね〜！」


夕香ちゃんの頭を撫でながら微笑んだ。





？「修也さん、お帰りなさいませ。」


豪炎寺「ただいまフクさん。
　今日は洗濯物を頼みに来たんだ。

　A、こちらは家政婦のフクさん。」



A「あ…初めまして、南野Aです。」


フク「初めまして、フクと申します。

　南野さんの事は、修也さんからよく聞いております。」



豪炎寺「フクさん…それは言わなくていいですから……//」


夕香「お兄ちゃんね、帰って来た時
　いつもAお姉ちゃんのお話するんだよ！

　すごい楽しそうに、ね！フクさん！」


フク「えぇ。それはもう嬉しそうに……」



A「えっ…//」


豪炎寺「ゆ、夕香!! フクさん!!//」






フク「さあさあ南野さん、こちらへどうぞ。
　お茶をお出しします。」


A「お、オカマイナク……///」




夕香ちゃんとフクさんが言ってたのって………どういう意味だ……??

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