〜私の知らない過去〜【FFI編】第２幕

〜７６〜 ページ31

虎丸に代わって、風丸がフィールドに入った。


A「うわっ！ どうしたんだ風丸!!!?その汗!!!」

風丸は汗をグッショリ掻いていた。



風丸「出来たんだ……新しい必殺技が!!!!」


A「えぇ!!!?」







・






風丸を入れ、試合再開。


砂木沼がドリブルで攻めてくる！



A「行かせない!!!! ファイアプレスＶ２!!!!」


砂木沼「くっ!!!!」



私はパワーアップしたブロック技で、ドリブルをカットした！



冬花「Aさん……スゴい……!!!」



砂木沼「ほう………ブロック技術も上がったな…」


A「へへっ！ 風丸!!!」


ボールは風丸に繋がった！




風丸「よしっ……!!! いくぞ!!!!!」



　風神の舞!!!!!」



風丸の回りを、無数の風が包む!!!

そして、相手のDFをまとめて吹き飛ばした！



円堂「すっげえ!!!! やったな風丸!!!!」

A「コレが風丸の新しい必殺技!!」



風丸「豪炎寺!!!!」



豪炎寺「爆熱ストームＶ２!!!!」


源田「ドリルスマッシャー!!!

　……ぐわぁあ!!!!!」




バシュッ！



豪炎寺の進化した爆熱ストームが、相手のゴールに突き刺さった！



ﾋﾟｯﾋﾟｨｰ!!


ここで前半が終了し、私達はベンチに戻った。






・






春奈「A先輩、ドリンクです!!!」

A「あぁ、ありがとう春奈ちゃん！」


ドリンクを受け取り、水分補給をしていると、鬼道が私に話しかけてきた。



鬼道「A。
　おそらく砂木沼が最も警戒しているのは、お前だと思うんだ。」


A「砂木沼が？ 私を？」



鬼道「沖縄でイプシロンと最後に戦った時、
　お前はドリブルで次々と選手を交わして豪炎寺にパスを出しただろ？
　
　きっと砂木沼は、そのドリブルを警戒してるんだ。」



A「あの時のドリブルを…？」



鬼道「奴らは後半、風神の舞の対策をしてくるはずだ。
　だからその時まで、お前のドリブルは切り札だ。

　簡単に言えば、“秘密兵器”といったところだな。」



A「秘密兵器!!? かっけぇ//←
　砂木沼ほどの強い選手が警戒してくれるって、凄いこどだよな!!」


私は目をキラキラさせながら、自我自賛した。←







鬼道(………持ち上げすぎたか……？)←


鬼道がちょっぴり後悔してたのにも気付かずに……。

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