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最初は迷った東京駅も
何度も足を運べば順応するもので
人にぶつからず歩く事は難しくとも
目当ての改札をくぐる事はできる
…
"Aちゃーん、おつかれー！"
私を呼ぶ声に視線を向けると
春休みにはロングヘアだったはずの
佐藤さんが車窓から覗く
急いで駆け寄ると
"またきれいになったんじゃない？"
…
美容師さんて平気でそんな事言うから
「佐藤さんこそ、まるで別人ですよ」
あしらうようにそう返す
オシャレな短髪に化した佐藤さんは
ヘアカタログの撮影なんかには必ず私を指名してくれる
付き合いも2.年になればお互いフランクに話しもできて
車内ではたわいもない話に花を咲かせる
オシャレな街並みを通ればやっぱり心が踊って
"あ、あのケーキ屋さん可愛い"
"あんなお店ありました？"
浮かれる私に一言
さ「田舎者ー」
キッと、睨み返せば
"ま、同郷のよしみで許して"
いたずらに笑う
…
青山にあるサロンに着けば
やっぱり場違いな気がして尻込みしてしまう
そんな私を引っ張るように店内に連れて入れば
"Aちゃん久しぶり〜"
気心知れたスタッフさんが挨拶してくれる
受付の舞さんに挨拶し荷物を預ければ
ま「佐藤、直々にお迎え行くって聞かなくて。
予約入れんなよってしつこかったんだからー」
舞さんは佐藤さんの彼女さん
見せてくれた予約票には開店から15時までの枠に
舞さんが書いたもので無かろう無造作なバツ笑。
呆れ顔で苦笑えば
"佐藤の入れ込みようったら、ごめんね。まわりみえなくなるから"
ため息をついてポツリ
"Aちゃんに期待してるのよ"
応えられず、笑顔でやり過ごしたー
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杏潤(プロフ) - わたしは表現の仕方は自由だと思うから、どんな形で表現してもいいと思う。わたしはこの作品がおもしろいと感じ、もっと読みたいって思いながら、次のページへのボタン押してます！いつもステキな作品ありがとうございます◎ (2019年2月9日 4時) (
レス) id: 2b8e4fd199 (このIDを非表示/違反報告)
maki(プロフ) - 嬉しいコメントに私も泣きそうになりました。評価が上がるようにこれからも頑張ろうと思います。ステキなコメントありがとうございます！！ (2019年2月4日 7時) (レス) id: ca8f5d0f58 (このIDを非表示/違反報告)
くもり(プロフ) - 久しぶりに作品を見ながら泣いてしまいました、上の評価がありえないくらいにとても心温まるお話で主人公と紫耀くんのこれからがもっと見たくなりました。更新頑張ってください。 (2019年2月4日 2時) (レス) id: dd30b09f12 (このIDを非表示/違反報告)
maki(プロフ) - あめんぼさん» ありがとうございます、引き続き頑張りますのでよろしくお願いします！ (2019年2月4日 0時) (レス) id: ca8f5d0f58 (このIDを非表示/違反報告)
あめんぼ(プロフ) - 私がずっと探してた、やわらかい愛の詰まった作品だなと感じました。更新楽しみにしています。 (2019年2月4日 0時) (レス) id: ac0c3bd13b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：kumatan | 作成日時：2019年1月25日 20時
