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東京駅のホームに降りる
たった2日しか経っていないのに
随分気温が上がったよう
高層ビルだらけのこの街は
光を遮る
あの時の
キラキラしたラムネを思い出して
体いっぱい太陽を浴びる彼を想う
ここにいても
いないはずの彼が心の中で微笑む
…
例のように佐藤さんと待ち合わせば
車に乗り込む
さ「今日はカラーいれてくからね〜♩」
"めちゃんこ綺麗にするよ〜"
上機嫌の佐藤さんに
"この間はご馳走さまでした"
ケーキのお礼を言う
…
さ「…Aちゃん、舞が色々言ったみたいでごめ
ん。俺は全然気にしてないし、Aちゃんもそうな
ら嬉しい。
また俺んとこきてくれてありがとね」
"今はショーに向けてそれだけ考えてこ"
コクンと頷く
「佐藤さん、私…ちょっと前向けてるんです。だか
ら…心配しないでください」
また
彼を思い浮かべては
にっこり笑うと
"そっか"
柄になく優しく応えてくれる
…
「あ、そうだ。佐藤さんは何であの場所知ってたんですか？あの紫陽花畑…」
ロケ場所でつれて行ってくれた
初めて見たとき
こんな美しい風景があるのだろうか
美しいなんて一言で言い表せない
息を呑むような
そんな風景…
一目で虜になった
あれからあそこは私にとって"特別な場所"
さ「あそこさ、洋館の主人が親父の親友なんだ。
今は体を悪くして手入れも難しくなってきてんだって」
"あっこでロケするために地元でモデル探したのがAちゃんとの出会いだったよなー"
…
「あ、佐藤さん私ここで降ろして下さい」
さすがに驚いた顔をして
さ「…いいの？」
軽く頷けば車を降りた
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杏潤(プロフ) - わたしは表現の仕方は自由だと思うから、どんな形で表現してもいいと思う。わたしはこの作品がおもしろいと感じ、もっと読みたいって思いながら、次のページへのボタン押してます！いつもステキな作品ありがとうございます◎ (2019年2月9日 4時) (
レス) id: 2b8e4fd199 (このIDを非表示/違反報告)
maki(プロフ) - 嬉しいコメントに私も泣きそうになりました。評価が上がるようにこれからも頑張ろうと思います。ステキなコメントありがとうございます！！ (2019年2月4日 7時) (レス) id: ca8f5d0f58 (このIDを非表示/違反報告)
くもり(プロフ) - 久しぶりに作品を見ながら泣いてしまいました、上の評価がありえないくらいにとても心温まるお話で主人公と紫耀くんのこれからがもっと見たくなりました。更新頑張ってください。 (2019年2月4日 2時) (レス) id: dd30b09f12 (このIDを非表示/違反報告)
maki(プロフ) - あめんぼさん» ありがとうございます、引き続き頑張りますのでよろしくお願いします！ (2019年2月4日 0時) (レス) id: ca8f5d0f58 (このIDを非表示/違反報告)
あめんぼ(プロフ) - 私がずっと探してた、やわらかい愛の詰まった作品だなと感じました。更新楽しみにしています。 (2019年2月4日 0時) (レス) id: ac0c3bd13b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：kumatan | 作成日時：2019年1月25日 20時
