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お互いの気持ちを確認して
おそらく
"友達以上恋人未満"
になったであろうわたし達は
し「そろそろ帰ろっか」
ゆっくり帰路につく
さっきまでの気恥ずかしさを打ち消すように
し「そういやAちゃん、花火以外のご予定は？夏期講習とかいっちゃうの？」
…
"ズキン"
一瞬曇りかけた顔を隠すように
「勉強の方はちょっと色々考え中で…予定といえば明日から都内まで美容院通いが続くかなぁ」
し「美容院？」
"大幅イメチェンでもすんの？"
"わざわざ都内まで？"
まん丸な瞳でこちらを見る彼
「違う違う、あのね、長期のお休みだけカットモデルを引き受けてるの。
都内のサロンと契約…みたいな感じで。
今回ショーなんだけど、それに向けて何度か打ち合わせなんだ」
少し早口になってしまう
し「えー、すげぇなそれ。ヤバイヤバイ、Aちゃんが一気に遠い人になっちゃったよ」
「そんな事ないよ、うち、学校厳しいでしょ？だから普段は全然普通だし、お休み入るとちょっとだけ…派手になっちゃうのかも」
"ええええっ"大げさに目を見開けば
し「ぜえっっっ………ったい見せてね。わかった？」
私の両肩に手を置く
怖いくらい真剣モードでこちらを見る彼がおもしろくて
「しょうくんは？夏休みの予定」
感情が忙しい彼に聞き返す
し「俺はスクール漬けかな。ダンス。文化祭の時踊った奴らとチーム組んでて。ちょっとしたイベントあったりで。ま、俺は名古屋で地元だからいいけど、Aちゃんハードになんだね」
わざとシュンとしてみせたかと思えば
いつのまにか自宅の前に着いてて
名残惜しさをそっと隠す
「帰ったら連絡するよ」
「ありがとう、気をつけてね」
いつもの様に5回振り返れば大きく手を振って
彼の姿は見えなくなって
鍵を取り出そうとポケットに手を入れれば
爪先に何かが当たる
…
"Aちゃんにプレゼント！"
取り出せば先ほどとは違う表情を見せるそれを
ギュッと握りしめた
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杏潤(プロフ) - わたしは表現の仕方は自由だと思うから、どんな形で表現してもいいと思う。わたしはこの作品がおもしろいと感じ、もっと読みたいって思いながら、次のページへのボタン押してます！いつもステキな作品ありがとうございます◎ (2019年2月9日 4時) (
レス) id: 2b8e4fd199 (このIDを非表示/違反報告)
maki(プロフ) - 嬉しいコメントに私も泣きそうになりました。評価が上がるようにこれからも頑張ろうと思います。ステキなコメントありがとうございます！！ (2019年2月4日 7時) (レス) id: ca8f5d0f58 (このIDを非表示/違反報告)
くもり(プロフ) - 久しぶりに作品を見ながら泣いてしまいました、上の評価がありえないくらいにとても心温まるお話で主人公と紫耀くんのこれからがもっと見たくなりました。更新頑張ってください。 (2019年2月4日 2時) (レス) id: dd30b09f12 (このIDを非表示/違反報告)
maki(プロフ) - あめんぼさん» ありがとうございます、引き続き頑張りますのでよろしくお願いします！ (2019年2月4日 0時) (レス) id: ca8f5d0f58 (このIDを非表示/違反報告)
あめんぼ(プロフ) - 私がずっと探してた、やわらかい愛の詰まった作品だなと感じました。更新楽しみにしています。 (2019年2月4日 0時) (レス) id: ac0c3bd13b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：kumatan | 作成日時：2019年1月25日 20時
