殺人投票 3 〜逃げられない死〜

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平野先輩は謝ったけど…………




那須君が求めているのはこういうことじゃないんだろう…………。









ねぇ、那須君は何をしようとしてる？









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那須君「……………岸先輩、俺



何か間違ったことしてますか……？」









岸先輩は固まってしまったように動かず、一点を見つめている。









那須君「………………間違ったことしかしてないですよね…。









でも、俺だけじゃないんです。」









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急に、こちらを振り向いた那須君。









那須君「この中に、勝手に嘘の罰ゲームメールを送った人がいるはず。」






高橋恭「はぁ………？お前が全部やった訳やないの？」








那須君「違う。…………知らぬ間に送られていたメールがいくつかあった。




1つ目は……永瀬と…Aがキスする罰ゲームのメール………。」









そう言われた瞬間、顔の熱がガッと上がったのを感じた。









皆の視線が集まり、咄嗟に下を向く。









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『た………確かに送られてきた。』









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那須君「2つ目は………高橋恭平が殺されたっていう死亡メール。」






高橋恭「あぁ…………間違ったんかなぁって言うてたやつやん。」









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那須君「うん………。そのメールも俺は送ってない。」









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確かに、この二つのメールを那須君が送ったことでなんのメリットもない。









永瀬と私をくっつけたい訳でもないだろうし…………むしろ、離したかったかもしれないし………。









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那須君「それに…………永瀬を撃ってなんて香織先輩に言ってないし…


銃がどこにあったのかもわからない………。」









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永瀬を撃ったのは………香織先輩の自分の意思………？






それとも…………他に命令している人が………






本当にいるの？









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