殺人投票 3 〜逃げられない死〜

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平野「か…………香織……？」



香織「紫耀………………私、こんなとこで死にたくないよっ……。」









香織先輩は平野先輩にギュッと抱きつく。









犯人は……………彼は………



一体、何をしようとしているの？









何が復讐のゴールなの？









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香織「こんなはずじゃ………なかったのにっ……。



もとはといえば……………全部



全部、紫耀のせいだよ…………」









滝のような涙を流しながら、香織先輩は平野先輩をジッと見つめる。









香織「紫耀がっ…………私のことを愛してくれないからっ…………



私はこんなにも、思ってるのに………紫耀はすぐ他の子に目移りするし……」









平野「はぁ!?目移りなんかしてないよ！俺はずっと…………」









香織「嘘つき！！このゲーム中も……

明日香ちゃんといい感じになってたじゃん！私、見てたんだからね!?」









明日香ちゃんと………平野先輩が………？









確かに…………明日香ちゃんは香織先輩と平野先輩に罰ゲームが与えられてから、少し嬉しそうだったというか…


変だったような気がする。









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平野「そんなことないよっ！！

っていうか、香織こそなんなんだよ!?ゲーム中も隠れてコソコソなんかやってたり、


なんか………なんかおかしかったよ、ずっと。









なに……………お前が犯人なの？」









平野先輩は溜め息をつきながら、軽く言う。









でも、その軽い問いに返ってきた答えは…………









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香織「そうだよ。


私が丈くんと永瀬君を殺したんだよ。





まぁ…………強いて言えば、

明日香ちゃんのこともね。」









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まさかの答えだった。









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