殺人投票 2 〜逃げられない死〜

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そ〜っとダイヤモンドの部分を触ってみると









横にスライド出来る仕組みになっていた。









スライドして……出てきたのは









一人の女の子の写真。









年齢は私と同い年？くらいに見える。









その写真に思わず見とれてしまう。








その女の子はとっても美人で……




絶世の美女という言葉がよく似合う人だったから。









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岩橋「………Aちゃん？」









後ろから声をかけられ、ビクッとした。









振り向くと、ふんわり笑顔の岩橋先輩。









岩橋「ごめんね……。驚かすつもりはなかったんだけど……」







『いえいえ……。私の方こそ、気づかなくてすみませんでした！』









近くで見ると、より思う。









岩橋先輩って、すごくかわいい。









顔面が強い………。









岩橋「？何か顔についてる？」




『いやっ！ついてないです！

その………綺麗な顔だな〜って…』





岩橋「Aちゃんの綺麗さには負けるけどな〜……」







『私なんて……そんなっ！！』









岩橋「……いろんな男を弄んで来た

って顔してる。」









岩橋先輩はふんわり笑顔を封印して、真顔でそんなことを言ってきた。







“冗談”という空気ではない。









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岩橋「そのペンダント、誰の？」



『あっ………落とし物みたいで…

見覚えあります？』









岩橋先輩はペンダントをじっくり見て









岩橋「どうだろうね？」








と言って、ペンダントを返してきた。









“どうだろうね？”って……誰のか知ってるってこと？









『あの！

はっきり教えて……』



岩橋「自分で調べることも

大事だよ？」









岩橋先輩は私の頭をポンポンと叩いて去って行ってしまった。









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