・ ページ47
・
思い出した…………
そうだ……………
言われたよ……………
浮所「今思い出した？
………ふふっ……すごい顔してるよ？」
浮所は首筋の傷口をゆっくり舐める。
その度、涙が出そうなほどの痛みを感じる。
『………そのっ………悪魔は………
浮所ってこと………？』
浮所「…………そ〜ゆ〜こと♪
俺、マジで悪魔くらい狂ってるでしょ？(笑)」
『………狂ってる……』
そう言うと、嬉しそうに笑い、私の手首と腕に巻かれた包帯を取った。
浮所「傷口…………
痛そうだね〜……………」
『やめて………！本当に！！
本当に痛いから………！』
このままじゃ、本当にこの悪魔に食い殺されるよ…………。
・
浮所「…………じゃあ……」
浮所はブラウスの下半分のボタンを外す。
浮所「食い殺しちゃうね………？」
そう言った途端、どこからか“プシューッ”という空気が漏れているような音が聞こえてきた。
『なに………この音…』
浮所「さぁ…………ね？」
まさか…………本当に殺される…？
有毒ガス!?
『んっ………///』
異変に気づかせないようになのか、さっきより激しいキスをされる。
手首や腕の傷口も露になったまま……
風が当たるだけでも、凄く痛い。
きっと………これも浮所の作戦通りなのだろう。
痛がったら、私の負け……………
・
浮所「めっちゃかわいい…」
掠れた声で囁かれ、背筋がゾクッとする。
その隙に意図も簡単にブラのホックを外される。
『本当にっ！！ダメ…………///』
・
私が嫌そうな、苦しそうな、恥ずかしそうな顔をすればするほど
浮所は幸せそうな顔をしている。
『浮所がっ…………
犯人なの……………？』
もう、そうとしか考えられないよ。
浮所のことを信じた……
それが悪夢のスタートだったんだ。
・
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 964人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
スマイル - さきさん» 大好きなお話になれて、とっても嬉しいです！！ありがとうございます♪キュンキュンも、ドキドキも感じていただけてるようで………！作者も大満足です(笑)3もよろしくお願いします！ (2020年5月4日 11時) (
レス) id: fa4e9d81aa (このIDを非表示/違反報告)
さき(プロフ) - このお話大好きすぎます！！更新されたらすぐ読みにきてます！笑那須くんとのキュンキュンもありつつドキドキなストーリーも進んでいく感じが最高です！！次も楽しみにしています！ (2020年5月4日 8時) (レス) id: a85c301552 (このIDを非表示/違反報告)
スマイル - kaiさん» 壁に頭をぶつけた……!?大丈夫ですかっ!?本当に大丈夫ですか…!?(笑)そこまで驚いてもらえて嬉しいです！！ありがとうございます♪ (2020年5月3日 22時) (レス) id: fa4e9d81aa (このIDを非表示/違反報告)
スマイル - カニカマらぶさん» 一番面白いと言っていただけて嬉しいです！！光栄です！ありがとうございます♪ (2020年5月3日 22時) (レス) id: fa4e9d81aa (このIDを非表示/違反報告)
スマイル - 恋さん» 叫んじゃいましたか!?(笑)すごい……私、叫ばせちゃったんですね!?永瀬君を疑ってたんですね！結果、浮所君という………ね………(笑) (2020年5月3日 22時) (レス) id: fa4e9d81aa (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：スマイル
| 作成日時：2020年4月14日 22時
