殺人投票 2 〜逃げられない死〜

おかしい？ ページ23

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多目的室2に戻ると、那須君以外みんないて………









浮所「えっ…………!?

A………その手……





どうしたの………？」









即座に飛びついてきた浮所に続いて







永瀬「どしたん!?」


高橋恭「何があったん？」









永瀬と恭平も聞いてきた。









説明のしようがないよ………。









『…………ちょっと……


転んで………？』





永瀬「なんで、疑問形なん？」









鋭い所をついてくる永瀬。









“ガラッ”



ちょうどいいタイミングで戻ってきた那須君に助けてサインを出す。









浮所「那須〜Aが転んだらしいんだけど、見てた？」






那須君「…………うん」




『だよね!?私、転んだもんね!?』



那須君「……転んでた。」









那須君の協力のおかげで、なんとか深堀されるのを防げた。









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そしてまた、それぞれ部屋で自由に過ごし始める。







私は窓際に座ってメールを開いた。









気になったことがあったから。









【現在実行中の罰ゲームが多すぎて、訳が分からなくなりそうなので……】









この文がどうも気にかかる。









実行中の罰ゲームが多すぎるって……？




私が知っている罰ゲームは

・平野先輩と香織先輩が話したり、触れたりしてはいけない罰ゲーム

・永瀬と私がキスする罰ゲーム

・那須君が私を殺す罰ゲーム

・私が記憶を思い出す罰ゲーム





………でも、もう記憶は思い出したから罰ゲームは終わっているの？




終わったら、終わりのメール的なのが来るの？



っていうことも気になるけど、もっと気になるのは………







罰ゲームが3、4つ


実行中っていうのは、多すぎるに入るのか？ということ。









多すぎるって言ったら、10こ……とかだったら納得だけど……









3、4つで多すぎるって……ねぇ？









そう考えると、私と永瀬の罰ゲームのように

“他の人には教えてはいけない”


と言われて罰ゲームをやっている人が他にもいるということが考えられる。









……何かおかしいことはなかったか？









罰ゲームと言われたら、人はどんなことでもやりかねない。








だって、








破ったら……………









殺されるんだもん。









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