【ナンバカ】愛を知らない少女の告げる想い (ページ29)

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朝飯スペシャル② ページ29

「こ、これが噂に聞くジャパニーズのソウルフード！」
「ライスに茶をかけて流し込むという日本の伝統食！」
「JAPANESE SARASARA FOOD!!」
「「「Japanese O☆CHA☆ZU☆KE」」」
「俺朝からツッコミできねーからな」
「というか周りに迷惑だから叫ぶな」

久しぶりに見るテンションに私達がそう言うと、彼らも真似して同じのを頼んだ。
ただし、ニコはココア、ウノは角砂糖付き紅茶、ロックはコーヒーという彼らにとっての『お茶』だが。
…うん。まぁたしかに飲み物分類に入るけど、紅茶以外はお茶じゃないよ。
お茶漬けにかけるものは緑茶か白湯、もしくは出汁が正しい。

「こ…これをかけて混ぜるの？」
「流石ジャパニーズ、この前もジューゴとマナがライスに生卵をぶち込んだ時も身の毛がよだったがこれも相当だな…」
「日本食、奥深いぜ…」
「無茶すんなよ」
「シロー、この海外バカトリオに正しいお茶漬けをあげてー」

ガタガタと震える三人を見ながら、私は彼らの舌直し用にシロに新しいお茶漬けを頼んだ。

～一方3舎～

「ハニーくん、ジャパニーズはライスにティーをかけて食べるんだって!? ミルクティーは合うと思うかい!?」
「勝手にやってろ」

ハニーはアメリカと日本のハーフなので知ってます。

～一方4舎～

「犬ちゃん犬ちゃん、日本人はご飯にお茶をかけて食べるらしいじゃん。ビールは合うと思う？」
「ビールは茶ではない」

わくわくとするムサシの質問に四桜は即答した。