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Sside
「確か…君は俺らの予選の対戦相手の注目株の松本潤か…。」
「覚えてるんだ。それだけ、俺様も有名になったって事だな。それにアンタに覚えてもらえるとか、物凄く嬉しいんだけど？」
そう言って、松本くんは、いつの間にか俺を壁際へ追い詰める。
「試合で活躍している印象だったからだ。エースとキャプテンの才能を兼ね備えた選手だと聞いたからな。」
「へぇ〜、アンタに褒められるとか、どんな女よりも嬉しいわ。」
そういえば、松本くんは後輩だよな…後輩に見えないのは、顔とその俺様系な態度の所為だ。
「此処で何をしてたんだ？」
「敵情視察ってヤツ。てか、そっちエースと揉めてるなんて、勝ったも同然だな。どんな時も冷静沈着なアンタが嫉妬とか、そのエースさんが羨ましいな。逆に嫉妬してるわ。」
そう言って、目をギラギラと獲物を狙う野獣のように輝かせる。
それが物凄く怖いけど、魅力的で彼がモテる理由が、よく分かる。
「俺様のチームにスカウトしてぇ。こんなにも可愛くて、おまけにバスケも上手いんだ…俺様が欲しくない訳が無い。今からでも遅くねぇから、俺様のチームに来ない？アンタなら、すぐにでもレギュラーだぜ？」
「…誘いには乗らない主義だ。俺はあくまで、今のチームのキャプテンだ。君からの誘いは嬉しいけど、俺は率いなければならないチームがあるんだ。すまないな。」
「チッ、結局、脈なしかよ…。アンタはあのエースさんが好きなの？」
「は？」
俺が雅紀を…？
そう思った事は無い。
勿論、友達として雅紀は凄く好きだし、大切な存在なのは分かっている。
でも、あまり意識はした事がなかったな。
「…タチ悪ぃな。アンタ、無自覚かよ。これだから…まぁいいや。俺様は狙った獲物は逃さない主義だし、アンタを落としてやるよ。」
「な、何を言って…！？」
これは世に言う壁ドンというヤツだよな…。
松本くんとの距離が近いし、そんなに見られたら、ドキドキするだろ…。
「俺様を見ろ。アンタは余計な事を考えず、俺様だけ、見ていればいいんだよ。フッ、こんなにも口説きにくいヤツは初めてだ…こっちまで照れちまう/////」
「…意外と可愛い所もあるんだな。」
「なっ/////」
松本くんは顔を一気に赤く染める。
あれ？
俺、何かいけない事を言ったか？
素直に言っただけなんだが…。
「チッ、今日は帰るわ。調子狂ったし…また、敵情視察しに来てやるよ。」
松本くんはそう言うと去って行った。
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山風無限(プロフ) - さなさん» コメントありがとうございます！今まで本当にありがとうございました！さな様のコメント、物凄く励みになりました。翔くん受けを作った甲斐があります！もし良ければ、他の作品も宜しくお願いします！！本当にありがとうございました！！ (2017年5月12日 17時) (
レス) id: 2ea08a95cc (このIDを非表示/違反報告)
さな - 完結おめでとうございます。私の好きな翔さん受けのものを書いてくれて嬉しかったです。ありがとうございます。 (2017年5月12日 17時) (レス) id: f525e602d3 (このIDを非表示/違反報告)
山風無限(プロフ) - さなさん» コメントありがとうございます！あゆはぴの青春ブギでの名前を取らせて頂きました。名付け親は相葉くんなので流石だと思いました。次回更新時の続きの方も宜しくお願いします！！ (2017年5月7日 18時) (レス) id: 2ea08a95cc (このIDを非表示/違反報告)
さな - 5人の異名がどれも合っていて面白いなと思いました。 (2017年5月7日 17時) (レス) id: f525e602d3 (このIDを非表示/違反報告)
山風無限(プロフ) - さなさん» コメントありがとうございます！山コンビか磁石、どっちのストーリーが良いか選べとなると難しいですが、私も磁石になるかなと思います。ニノの影から見ていた感が物凄く寂しい気けど、後々両思い展開が良いなと思います。二人から愛される翔くんは愛しいですよね！ (2017年5月7日 16時) (レス) id: 2ea08a95cc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：山風無限
| 作成日時：2017年3月24日 23時
