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Mside
ガラス越し、櫻井先輩は淡々と独自の練習メニューをこなしている。
その真剣な眼差しに俺は釘付けだ。
相葉さん曰く、櫻井先輩は極度の高所恐怖症らしい。
パイロットにおいて、高所恐怖症って中々のイレギュラーっぷりだけど、やっぱり、圧巻のフライトって感じだ。
それに櫻井先輩の容姿に引き込まれる。
「潤くん、翔さんは渡しませんからね？」
「…和、俺も負けねぇし…。」
和も櫻井先輩にゾッコンだ。
俺もその一人なんだけどな…。
「…まつずん、ニノ、先輩だからって、おいらは翔くんを譲る気なんて無いから。」
「うわー、大人気ないですね。」
「ホント、それ。櫻井先輩と仲が良いだけで何にも発展してないのに、態度だけは大きくて、威張ってますよね。」
「ちょっと、おいらの扱い、酷くない？グサグサ、心に鋭利なナイフが刺さってるんだけどーっ！いいもんっ！後で翔くんに慰めてもらうもんっ！」
「いい歳したおじさんがいいもんって、最高に笑えますねぇ。」
「ニノ、おいらはおじさんじゃない！お兄さんだっ！」
とにかく、和は人をイジるのが上手いよな…懐にスッと入って、信頼も厚い。
流石は将来、有望なパイロットの卵と言われているだけのチカラはあるな…。
負けられねぇっ！
「終わったぁ〜。翔ちゃんの集中力には敵わないよ〜。」
「ふふっ、それを言うなら、まーくんのサポート力には敵わないし、ボクなんて智くんに比べたら、まだまだだからね。」
「やっぱり、持つべきものは翔くんだ〜！あのね、後輩達がおいらを責めるんだよ〜！」
「ふふっ、仲良しが一番だね。」
櫻井先輩はそう言って、抱きついてきた大野さんの頭を優しく撫でる。
不意に思った。
俺も撫でられたいっ！
キャラに合わないけど、櫻井先輩に撫でられたいって思ってしまった。
「翔ちゃん、俺も撫でて〜！」
「よしよし、まーくん、ボクの練習に付き合ってくれて、ありがと。」
「練習だけじゃなくても良いからね〜♪」
相葉さん、抜け駆けはズルい！
和なんて、大野さんを櫻井先輩から剥がして、積極的に櫻井先輩に抱きついている。
流石に俺は出来ないっ/////
「松潤、顔赤いけど、大丈夫？」
「べ、別に…/////」
クソッ、上手く返せない。
ふと、和を見れば、ニヤニヤと笑っていて、小悪魔っぷりが際立つ。
すると、いつの間にか櫻井先輩が俺の目の前に居て、優しく微笑んでいた。
「可愛いね、松潤は。」
櫻井先輩は満面の笑みで、そう言ったんだ。
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山風無限(プロフ) - さなさん» コメントありがとうございます！今まで本当にありがとうございました！さな様のコメント、物凄く励みになりました。翔くん受けを作った甲斐があります！もし良ければ、他の作品も宜しくお願いします！！本当にありがとうございました！！ (2017年5月12日 17時) (
レス) id: 2ea08a95cc (このIDを非表示/違反報告)
さな - 完結おめでとうございます。私の好きな翔さん受けのものを書いてくれて嬉しかったです。ありがとうございます。 (2017年5月12日 17時) (レス) id: f525e602d3 (このIDを非表示/違反報告)
山風無限(プロフ) - さなさん» コメントありがとうございます！あゆはぴの青春ブギでの名前を取らせて頂きました。名付け親は相葉くんなので流石だと思いました。次回更新時の続きの方も宜しくお願いします！！ (2017年5月7日 18時) (レス) id: 2ea08a95cc (このIDを非表示/違反報告)
さな - 5人の異名がどれも合っていて面白いなと思いました。 (2017年5月7日 17時) (レス) id: f525e602d3 (このIDを非表示/違反報告)
山風無限(プロフ) - さなさん» コメントありがとうございます！山コンビか磁石、どっちのストーリーが良いか選べとなると難しいですが、私も磁石になるかなと思います。ニノの影から見ていた感が物凄く寂しい気けど、後々両思い展開が良いなと思います。二人から愛される翔くんは愛しいですよね！ (2017年5月7日 16時) (レス) id: 2ea08a95cc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：山風無限
| 作成日時：2017年3月24日 23時
