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Sside
マサキのキスで動揺した俺は、さっき見つけた金の鍵を持ち、ドアを開ける。
俺の身長が縮んだから、余裕で小さな扉に入る事が出来た。
「ショウちゃん、待って〜！」
待つもんかっ！
俺はマサキを睨みつけ、扉を閉めた。
視界は真っ暗で何も見えない。
今度は何なんだ…？
とにかく、いきなりキスしてきた白ウサギ、マサキから逃れられ、安心して一息ついていると視界が一気に変わった。
俺の視界に広がる世界は森だった。
「も、森…。」
木々は生い茂り、小鳥のさえずりが聞こえ、木漏れ日射す綺麗な森。
しかし、如何にも毒々しいキノコが生えていたりする。
俺はもう、訳が分からないまま、森の中を進んでいく。
ぐんぐん進んで、歩き過ぎて疲れ、休憩を取る為に大きな丸太の上で寝転がった。
俺は、これからずっと小さい身長のままなのだろうか？
そんなのぜってー嫌だ！
早くこの世界から抜け出さないと！
でも、歩き過ぎて疲れたから眠い。
少し寝てから森を歩くとするか…俺は目を閉じて夢の世界へと旅立った。
「ん…ん〜っ。」
目をこすり、意識を覚醒させた時、目の前に大きな猫が居たんだ。
「うぎゃっ！？」
「ニャー。」
猫が鳴いて、眩い光を放つ。
眩しくて目を閉じ、開けた時には目の前に一人の男が居たんだ。
顔が濃いという第一印象を抱いた人間だった。
「俺はチェシャ猫のジュン。まぁ、お前と同じ人間にもなれるけどな。」
「な、何だよ/////」
ジュンは俺を舐め回すように見る。
そんな見んなよ/////
「お前小さいな。俺が猫なら、丸呑みだな。あははは、で、何でこんな所に居るんだ？」
「俺を元の世界に戻してくれ！」
「それは俺には出来ねぇ話だな。ハートの女王様にでも言ってくれ。」
「その女王様は何処に居るんだ？」
それさえ知れれば、俺は地上に戻れる！
「知りたいか？なら、俺と付き合え。俺に抱かれろ。」
「ハァッ！？」
な、何を言ってるんだ、コイツは！
「マサキが誘惑した人間だろ？きっと俺にも合う筈だ。ハートの女王様の居場所を知りないなら、俺の言う事を素直に聞くべきだぞ？」
何だよそれ！！
文句を言おうとした時、ジュンは俺の口に如何にも毒々しいキノコを突っ込んできた。
「んんっ！！」
「このキノコを食えば、そのチビな身長も少しはマシになるんだから、黙って食いな。」
そ、それなら食べてやる！
俺は言われるがまま、口に突っ込まれた毒々しいキノコを食した。
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山風無限(プロフ) - さなさん» コメントありがとうございます！今まで本当にありがとうございました！さな様のコメント、物凄く励みになりました。翔くん受けを作った甲斐があります！もし良ければ、他の作品も宜しくお願いします！！本当にありがとうございました！！ (2017年5月12日 17時) (
レス) id: 2ea08a95cc (このIDを非表示/違反報告)
さな - 完結おめでとうございます。私の好きな翔さん受けのものを書いてくれて嬉しかったです。ありがとうございます。 (2017年5月12日 17時) (レス) id: f525e602d3 (このIDを非表示/違反報告)
山風無限(プロフ) - さなさん» コメントありがとうございます！あゆはぴの青春ブギでの名前を取らせて頂きました。名付け親は相葉くんなので流石だと思いました。次回更新時の続きの方も宜しくお願いします！！ (2017年5月7日 18時) (レス) id: 2ea08a95cc (このIDを非表示/違反報告)
さな - 5人の異名がどれも合っていて面白いなと思いました。 (2017年5月7日 17時) (レス) id: f525e602d3 (このIDを非表示/違反報告)
山風無限(プロフ) - さなさん» コメントありがとうございます！山コンビか磁石、どっちのストーリーが良いか選べとなると難しいですが、私も磁石になるかなと思います。ニノの影から見ていた感が物凄く寂しい気けど、後々両思い展開が良いなと思います。二人から愛される翔くんは愛しいですよね！ (2017年5月7日 16時) (レス) id: 2ea08a95cc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：山風無限
| 作成日時：2017年3月24日 23時
