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「ん――？
じゃあ どうすっか―？」
物理室の窓から 顔を出して 薄紅色の光を浴びる 櫻井先輩が
正門の真ん前に立つ 大きな桜の木を 指さしながら
またしても簡単に さらっと 何でもないことのように 話し出す
「卒業式が終わったら」
「――え？」
「あの 桜の木のトコで 待ってろ
オレより先に着いて そこで待ってたら オレの第二ボタン オマエにやる
っ―か 返してやるわ」
「はい！ 待ってます
あの桜の木の下で ずっと待ってます」
『オマエのボタンよこせ！』『うわぁ! ピカピカじゃん！』
『でもさ― 第二ボタンだけ ピカピカって おかしくね―か？』
カタチのいい唇を尖らせながら ぶつぶつと文句を言う 櫻井先輩の隣りで
他のヤツに比べると 少しくすんだ『オレのすべて』を
制服の上から二番目の定位置に そっと取り付ける
今朝からずっと すーすーしていた 胸のあたりが ぽっとあたたかくなって
緊張やドキドキが 少しだけ 治まったような気がした
『じゃあ 今度こそ帰るぞ―
オマエ 特別に 明日から 部活に参加させてやるから グランド来いよ
まぁ 最初は 下働きのご奉公だけどな―』
『くくく』…と 意地悪っぽく笑いながら 物理室を出ていく櫻井先輩を見送ったあと
オレは 全身のチカラが一気に抜けて
そのまま ふにゃんと床にへたり込んでしまった
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ナツ(プロフ) - えみさん» えみちゃ―ん!コメに気づくのが遅れた―!ごめ―ん!（涙）…そして完結もこんなに遅くなってゴメン!ワタシこそゴメンなコトばっかりでゴメン!…このお話が大好きなのでいつか松本くんに『アナタがオレのすべてでした』ってセリフを言わせたいな―と思ってます! (2014年6月10日 10時) (
レス) id: a4508a1fe1 (このIDを非表示/違反報告)
えみ(プロフ) - ゴメンねホントに遅くなって!!ナツちゃんのお話はやく読みたかったんだけどね、だいぶ遅くなりました(泣)これからも頑張ってね! (2014年6月6日 17時) (レス) id: 92a77b124f (このIDを非表示/違反報告)
えみ(プロフ) - ナツちゃん!!完結ありがとう―(≧▽≦)ナツちゃんが書くお話が大好きなので、こんな素敵なプレゼントもらって嬉しかった!!ナツちゃんのお話は、たくさんの人に愛されてるってことも今回の鍵事件(勝手に命名)よーく分かった(笑)また他も見に行くね!!ホントにありがとう!! (2014年6月6日 17時) (レス) id: 92a77b124f (このIDを非表示/違反報告)
ナツ(プロフ) - たまははさん» そして、ただ今『なでしこ』も頑張っているので応援して、夏場所の『遠藤』も応援して―そんな感じです!（笑）―あ?そう言えば今年カープは絶好調だね!相変わらずサンフレッチェも好調だし…広島地区はアツいね-! (2014年5月15日 10時) (レス) id: a4508a1fe1 (このIDを非表示/違反報告)
ナツ(プロフ) - たまははさん» たまちゃん!いつも励ましてくれてありがとう!…一年後桜の木の下でどんな出来事が起こるのか続きをお届けできたらいいなぁ―と思ってます!…ね？あと一ヶ月ですよ!―ワタシの愛する『長谷部くん』も『内田くん』も代表に選ばれてスイッチが入りつつあります!（つづく） (2014年5月15日 10時) (レス) id: a4508a1fe1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ナツ
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/list/n-story/
作成日時：2014年3月21日 21時
