59-別れ ページ9
「A、そろそろ行かないと。」
ハーマイオニーがベッドに座っているAに声をかける。
「あー、私今日は帰らないのよ。孤児院の関係で…ね。特別に学校に少しの間だけ残らせてもらうことになったの。」
「あら、そうなの？…じゃあここでお別れね。」
「そんな悲しい顔しないで？下までは送っていくわ。」
そう言うと2人は寮を出て談話室へ向かった。
「遅かったじゃないか！」
「こんなに遅いのは僕達とネビルくらいだよ。」
「ネビル？」
「ネビルのヒキガエル、また居なくなったんだってよ。」
「あら、大変ね。」
「Aは他人事だな。…ん？それより君荷物はどうしたんだい？」
ロンに痛いところをつかれた。
するとハーマイオニーがカバーするように言う。
「Aはお家の関係で少しここに残るみたい。でも下までは一緒よ。」
「…そうなんだ。じゃあ行こう。汽車が出ちゃう。」
ハリーは気遣うように言う。
4人は何とか1回まで荷物を運び船着場に行った。
「じゃあ、ここでお別れだね、A。」
「そうね、夏休み楽しんでね？」
「あのー、僕、手紙送ってもいい？」
「勿論よ。なんでそんなに躊躇ってるの？」
Aは珍しく小さくなっているロンに聞く。
「いや、何でもないよ。…でもこれでフレッドとジョージに自慢出来る！」
「自慢？」
「だって…僕が言ったって内緒にしてよ？…あの2人君のことが好きなんだよ。」
「「「え？」」」
「A、言ったでしょ？貴女はホグワーツきっての才色兼備な魔女なのよ！」
ハーマイオニーはキラキラした目で言う。
「盛り上がってるところ悪いが早く船に乗るんだ。…おっと、ミス･ポールセンは居残りだったかな？」
フリットウィックがキーキー声で言う。
「…まぁ。」
「じゃあ君達は乗って。…さぁ、いく…」
「ちょっと待ってぇ〜！」
その声の持ち主はネビルだった。
そして大切そうにヒキガエルを持つと3人と同じ船に乗った。
「おぉ！…ロングボトムか。…これで全員だな？では行きなさい。」
フリットウィックは杖で船を叩き進行させた。
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あぼ - アップルパイさん» そう言っていただけて光栄です！これからもよろしくお願いします！ (2020年5月19日 7時) (
レス) id: 59b3bafa61 (このIDを非表示/違反報告)
アップルパイ - とても面白いです！体に気をつけて、これからも更新頑張ってください！応援しています！ (2020年5月18日 22時) (レス) id: 494187a4f3 (このIDを非表示/違反報告)
あぼ - たまちさん» ありがとうございます！ (2020年5月17日 19時) (レス) id: 59b3bafa61 (このIDを非表示/違反報告)
たまち - 続きキター！これからも楽しみにしてます！ (2020年5月10日 23時) (レス) id: 2384b40b81 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あぼ | 作成日時：2020年5月10日 23時
