56-加点 ページ6
歓声をかき消すようにダンブルドアはまた口を開く。
「3人目はA･ポールセン嬢。常に物事を論理的に考え、信じるべき人間を見失わず真実にたどり着いたことを称え、グリフィンドールに50点を与えよう。」
グリフィンドール生からは歓声が起こり、「流石は才色兼備のAだ！」「俺やっぱり後で告白する！」などといった声が聞こえた。
告白する！に関してはもはや訳が分からないが…
Aは上座に座っているスネイプを見る。かなり悔しそうではあったがAと目が合うと少し口角を上げゴブレットを他の生徒にバレないよう掲げた。
「そして…ハリー･ポッター君。…その完璧な精神力と並外れた勇気を称え、グリフィンドールに60点を与える。」
鼓膜が破れるかと思ったほどの歓声や叫び声が上がる。しかしハーマイオニーも負けじと涙を拭って3人に声をかける。
「スリザリンに並んだわ！」
「勇気にも色々ある。敵に立ち向かっていくのにも大いなる勇気がいる。しかし味方の友人に立ち向かうのにも同じくらい勇気が必要じゃ。…そこでわしはネビル･ロングボトム君に10点を与えたい。」
ダンブルドアのその一言で爆発が起きたかのような歓声がグリフィンドールのテーブルからもレ イブンクローやハッフルパフのテーブルからも起こった。何しろ、スリザリンがトップから滑り落ちたのだ。
ネビルは驚いて顔を青白くし、みんなに抱きつかれ埋もれていった。
マルフォイは金縛りの術をかけられたよりも驚き固まっていた。
「従って、飾り付けを変えねばのう。」
ダンブルドアが手を叩く。
するとグリーンの垂れ幕が真紅に変わり銀色が金に変わった。
「グリフィンドールに優勝杯を！」
ダンブルドアがそう言うと再び歓声が起こりマクゴナガルは嬉しさのあまり敵寮のスネイプと握手していた。
その夜はAにとっても3人にとってもとても特別な夜になった。
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あぼ - アップルパイさん» そう言っていただけて光栄です！これからもよろしくお願いします！ (2020年5月19日 7時) (
レス) id: 59b3bafa61 (このIDを非表示/違反報告)
アップルパイ - とても面白いです！体に気をつけて、これからも更新頑張ってください！応援しています！ (2020年5月18日 22時) (レス) id: 494187a4f3 (このIDを非表示/違反報告)
あぼ - たまちさん» ありがとうございます！ (2020年5月17日 19時) (レス) id: 59b3bafa61 (このIDを非表示/違反報告)
たまち - 続きキター！これからも楽しみにしてます！ (2020年5月10日 23時) (レス) id: 2384b40b81 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あぼ | 作成日時：2020年5月10日 23時
