53-ダンブルドア ページ3
Aが次に目を覚ましたのはハリーが目を覚ます少し前だった。
もちろんスネイプ教授はもう居なかったが代わりにダンブルドアが医務室を訪れていた。
「おお、目が覚めたか。A。」
「はい。もうここも大丈夫のようです。」
Aはそう言い心臓あたりをさすり起き上がった。
「あの、先生。石はどうなったのでしょうか。」
「あの石はなニコラスと話しおうて壊してしもた。…誰かがまた悪に使わぬようにな。」
「そう…ですか。じゃあニコラス･フラメルとその奥様は亡くなってしまうのですね？」
「そんなことまで気にするとは！君達は今回のことについてしっかりと調べて行動したようじゃな。…確かにニコラス達は死んでしまうじゃろう。しかしな、600年以上も生きた人間にとって死とは眠りにつくようなものなのじゃよ。」
ダンブルドアはAを安心させるように言う。
Aは「そうですか。」と呟くとダンブルドアは再び口を開く。
「君はクィレルが犯人ということに気付いておったのかな？」
ダンブルドアはAの全てを見透かすように言う。
「…はい。最後まで確信こそ持てませんでしたけど…」
「なぜそう思うたのじゃ。」
「まずはクディッチの試合のとき。スネイプ教授は確かに呪文を唱えていましたが、クィレルも瞬き1つせず無言呪文を唱えていたんです。…まぁそれより前にスネイプ教授はフラッフィーに近付いて足を噛まれてるから怪しいっちゃ怪しかったですけどスネイプ教授は勝算無く行動を起こすような人ではなかったので私の中では犯人から外したんです。」
「なるほど。君は驚くべき脳を持っておるのじゃな。」
「お褒めの言葉、ありがとうございます。…でも先生、ヴォルデモートについて聞きたいことがあるのですが…」
Aはダンブルドアならスネイプと違って全てを話すだろうと思い言葉を発する。
しかしダンブルドアの口から出た言葉は意外なものだった。
「これこれ、A。わしは何も話さぬぞ。君の保護者はスネイプ先生じゃ。スネイプ先生が話さぬのならわしは何も話さんよ。…ほれ、ここを出るがいい。外でミス･グレンジャーとミスター･ウィーズリーが心配して待っておる。」
ダンブルドアはAにそう述べると少し微笑んだ。
「…ありがとうございます、校長。」
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あぼ - アップルパイさん» そう言っていただけて光栄です！これからもよろしくお願いします！ (2020年5月19日 7時) (
レス) id: 59b3bafa61 (このIDを非表示/違反報告)
アップルパイ - とても面白いです！体に気をつけて、これからも更新頑張ってください！応援しています！ (2020年5月18日 22時) (レス) id: 494187a4f3 (このIDを非表示/違反報告)
あぼ - たまちさん» ありがとうございます！ (2020年5月17日 19時) (レス) id: 59b3bafa61 (このIDを非表示/違反報告)
たまち - 続きキター！これからも楽しみにしてます！ (2020年5月10日 23時) (レス) id: 2384b40b81 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あぼ | 作成日時：2020年5月10日 23時
