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ガラララと大きな音を立ててドアが開き、「大貴!!!!」と聞きなれた声がする。
「慧、?」
俺がそう尋ねたのと同時に抱き締められる
「大貴ごめんね。ほんとごめん。俺がそばにいなかったせいで、」
大好きな声がすぐ耳元でする。
「なんで慧が謝るの?俺どこも痛くないから大丈夫だし、それに俺が白線ぎりぎりに立っていたのが悪いんだから!」
慧が謝ることはなんにもない
本心からそう思ってなるべく明るいトーンで言う。
「ほんとに、無事でよかった。」
しかし慧はさらに俺を強く抱き締め、声を震わせながらそう言った。
もしかして泣いてるの、?
そう思って俺を囲んでいる慧の手を優しく外し、慧の顔を触る。
あ、
やっぱり。
ぺたぺたと触っていけば頬が濡れている。
その涙を自分の服(私服ではないから入院着?だろうか)で拭ってあげる。
「慧、泣かないでよ。そんな重傷でもないんだからさ。もし怪我してても多分かすり傷程度だろうし。」
俺がそう言えば、慧は少し怒こっているような声になった。
「大貴にかすり傷1つおわせたくないし、おわせちゃだめなの!!!ほんとにごめんね。」
、、慧はやっぱり責任感が強くて優しいなあ。
まあ逆に言えば慧にそんな心労をおわせてしまうほど、俺はおっちょこちょいなのだろうか
少し苦笑してしまう。
てか、あ!!!
「慧、そこに誰かいない?」
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ちゃん(プロフ) - 匿名さん» ご指摘ありがとうございました。普通にミスです、すみませんでした、、 (3月7日 23時) (レス) id: 596977d8b6 (このIDを非表示/違反報告)
匿名 - オリジナルフラグが立ってます.. 二次創作なのでオリジナルフラグは消した方がいいと思われます.. (3月5日 2時) (レス) id: de8cd53295 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ちゃん | 作成日時:2024年3月3日 20時