● ページ33
『等価交換の法則』
あれのまんまじゃないか。
あの頃はフィクションじゃなくてノンフィクションになるなんて思ってもいなかったけれど。
暖かい君の手を再びそっと握り、君の顔を見る。
絶対助けるよ。
俺のことなんてどうでもいい
君が元気でいてくれれば、笑っていてくれれば、それだけで俺は何もいらないから。
もし君がここの状況を見ていたら、駄目だ。というかもしれないけど。
確かに、君に少し寂しい思いはさせるかもしれない。
だけど、君の周りにはきっと俺よりいい人、いや俺なんかよりもっとずっと君を守ってくれる人がいるはずだから。
『寂しいけど、これでいいよね?』
そう、心の中で問いかける。
君の返事は聞けないけれど、俺の心はもう決まった。
そもそも迷う必要も無い。
「それでも、やっぱりやります。やらせてください。」
そう言いながら死神さんに深々と礼をすると、死神さんは微かに微笑んで言った。
「この子のこと、そんなに好きなんだね。」と。
当たり前じゃないか。
世界で1番大好きだ。
80人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ちゃん(プロフ) - 匿名さん» ご指摘ありがとうございました。普通にミスです、すみませんでした、、 (3月7日 23時) (レス) id: 596977d8b6 (このIDを非表示/違反報告)
匿名 - オリジナルフラグが立ってます.. 二次創作なのでオリジナルフラグは消した方がいいと思われます.. (3月5日 2時) (レス) id: de8cd53295 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ちゃん | 作成日時:2024年3月3日 20時