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君とハジマリ ページ4

-5年前-



ピコン



人混みの中を掻き分けて歩いていると、片耳にだけつけていたワイヤレスイヤホンから軽快な通知音が聞こえる


ん。


「すみません、失礼します」


そう何度も言いながら、やっと人混みを抜け、しばらく歩くと壁に手が触れる


それを確認したら白状を脇に立てかけ、自分は壁に寄りかかり、スマホを操作する


「今来たメッセージを読み上げて。」


そう周りの迷惑にならないよう口にスピーカーを近づけていえば無機質な機械のアナウンスが俺に内容を教えてくれる。


「慧さんからです。〇〇駅のホームで待ってるからね。だそうです」


〇〇駅は俺の最寄りの駅の隣。


昨日約束した通りだ


「じゃあ、慧に返信して。次の次の電車で行くからもう少し、時間かかるって。」



「送信しました」


俺がそう言えば、すぐにスマホがそう答える


相変わらず仕事が早くて大変よろしい。


心の中でスマホを褒めてあげる



、、、普通の人なら次の電車に乗れるんだろうけど、まだホームまで距離があるからね。


白状だとやっぱり時間かかるから。


そんなことを思いながら、また人混みの中に入っていく。




ホームに着いたのは丁度次の電車が出発した時だった。


うんうん。計算通り。


『白線の内側に立ってお待ちください。』


そんな耳慣れたアナウンスを聞いてちゃんと点字ブロックの上に立って待っていると


大勢の若い男性の声が近づいてきた。


部活に行く途中なのかななんて微笑ましく思っていると


でかい何かが背中にぶつかる。




不意打ちの衝撃。








落ちる。



直感的にそう思った。




、、、そう思った時にはもう遅くてふわっと風が顔面にあたり、倒れていく。




「きゃー。」という女性の悲鳴、「やば」という学生の声が俺の耳に届いたのと同時に、暖かいぬくもりが俺を包んだ。

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ちゃん(プロフ) - 匿名さん» ご指摘ありがとうございました。普通にミスです、すみませんでした、、 (3月7日 23時) (レス) id: 596977d8b6 (このIDを非表示/違反報告)
匿名 - オリジナルフラグが立ってます.. 二次創作なのでオリジナルフラグは消した方がいいと思われます.. (3月5日 2時) (レス) id: de8cd53295 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ちゃん | 作成日時:2024年3月3日 20時

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