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持った方だ。と言われれば確かにそうなのかもしれない。
植物状態になった人間は5年を越すと一気に生存率が下がる。
その生存率はほぼ、０％だ。
「大貴は充分頑張ったわ。」っておばさんは目に涙を溜めながらそう言っていたけれど。
俺は納得出来ていない。
俺が納得するかどうかで大貴の寿命が決まるほどこの世界は甘くないってわかってるけれど。
君のいない世界なんて俺には耐えられない。
声を聞きたい。
笑顔が見たい。
ねえ、どうしてだろうね？
どうしてこんなことになっちゃったんだろう？
あの日からの答えの出ない問いを居もしない神様に問う。
頬を伝う涙。
、、、、情けない。
大貴の手を握りしめ自分の額に当て俯いていると。
声が聞こえた。
「そんな泣かないでよ。」
慌てて顔を上げると、そこに居たのは、ピンク色の仮面で顔の上半分を覆った小学生ぐらいの少年。
眉をひそめながら咄嗟に大貴を庇うように立ち上がる。
誰だ。こいつ。
「誰だ『こいつ』とは失礼だなあ。君。」
俺の心を読んだかのような少年の発言に言葉を失う。
「僕は死神だよ？しかもこんな見た目でも死神歴20年目。」
これは冗談なのか。それともとうとう頭がおかしくなった俺の妄想か。
きっと後者だ。
医者らしく冷静に判断を下す。
妄想をむやみに否定してはいけない。
流れに乗るのが鉄則だ。
自分でやって自分に効くのかわからないけど
ゆっくりと相槌を打とうとした時。
「あのねえ。あんたの妄想じゃないから。なんなら今すぐその子のこと迎えてあげようか。」
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ちゃん(プロフ) - 匿名さん» ご指摘ありがとうございました。普通にミスです、すみませんでした、、 (3月7日 23時) (
レス) id: 596977d8b6 (このIDを非表示/違反報告)
匿名 - オリジナルフラグが立ってます.. 二次創作なのでオリジナルフラグは消した方がいいと思われます.. (3月5日 2時) (レス) id: de8cd53295 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちゃん | 作成日時：2024年3月3日 20時
