検索窓
今日:44 hit、昨日:7 hit、合計:13,241 hit

ページ27

そう言いながら君と腕を組む。


そして自分の右足を庇いながら一歩づつ一歩づつベンチへ君をエスコートする。


無事に君を座らせて、自分もその隣に座る。



大貴は俺の方を見る。


いつもは目線が合っていないはずなのに、今は本当にたまたま俺と目が合う。


本人はそれに気づいていないだろうけれど。


花火の光に照らされて今度は君の顔がよく見えた。


くりくりとした焦げ茶色の瞳。


それが懐かしくて、暖かくて、愛おしくて泣きそうになってしまう。


駄目だ。俺。時間がないんだから。


急がなくちゃ。



「本当に聞きたい?俺のこと」


大貴はすぐに頷く。


「大貴にとって、楽しい話じゃないよ?」


本当に楽しい話じゃない。


大貴は少し躊躇うように俯いた



しかし、数秒後に俺の目を見つめて言う



「それでもいい。知りたい。」



やっぱり君は強いなあ。



「わかった。」



大貴が唾を飲み込むのを確認して、口を開く。


















「俺はね、未来から来たんだ。」













「は、」









大貴の口から息が漏れる。




そんな馬鹿なことって思うよね。



俺もいまだにそう思う。



これは俺が見ている都合のいい夢なんじゃないかって。





そんなことを思いながら過去に意識を飛ばす。

君とミライ→←●



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (34 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
80人がお気に入り
設定タグ:inar , Hey!Say!JUMP , 病系
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ちゃん(プロフ) - 匿名さん» ご指摘ありがとうございました。普通にミスです、すみませんでした、、 (3月7日 23時) (レス) id: 596977d8b6 (このIDを非表示/違反報告)
匿名 - オリジナルフラグが立ってます.. 二次創作なのでオリジナルフラグは消した方がいいと思われます.. (3月5日 2時) (レス) id: de8cd53295 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ちゃん | 作成日時:2024年3月3日 20時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。